5月病とうつ病の違いは?バナナや納豆など食べ物の栄養で対策を!

気持ちが落ち込む日が続いたりイライラしたり、起きれない、やる気が出ない。あるいは頭痛やめまい、嘔吐までと身体的な症状まであらわれることのある5月病

症状をみると、うつ病などの精神疾患に似ているところが多く見られます。それではうつ病と5月病の違いとは何なのでしょうか?

今回の記事では、5月病とうつ病の共通点と相違点について、また5月病の解消に効果的な納豆やバナナなどの食べ物について書いていきたいと思います。

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5月病とうつ病の違いは何なの?

精神的にマイナスな感情が続いたり体調が悪くなったりと、5月病とうつ病はには共通する部分が多いですが、5月病の最大の特徴は、うつ病と比べて症状があらわれるようになった原因を特定しやすいことでしょう。

うつ病は過去のトラウマだったり、日々の小さなストレスの積み重ねであったり、明確に原因を追求するのが困難な場合があります。一方、5月病は主に学校や職場などの環境の変化に心の方がついていけないことから起こります。

 

けれどもいずれの場合も、強いストレスが原因で脳のリソースを使い果たしてしまう結果、無気力不安感焦燥感などの気持ち的な問題から、身体にまで影響を及ぼしてしまうことが原因となります。

ですので対策方法は基本的に同じになります。

もっとも、原因が特定しやすい分、5月病の方が対策や解消法を効果的にアプローチできることが多いです。

 

また、5月病というネーミングでは、何か深刻な印象を受けづらいですよね?そのためか「5月病は甘え」だとか心ない言葉をかける人もいますが、それは大きな間違いです。

「5月病かな?」の症状を患い、医師の診察を受けた場合は「適応障害」という名の病名を付けられます。ストレスによって自律神経の乱れセロトニン不足が起こるれっきとした病気です。

 

もしもあなた自身が5月病らしい症状があらわれたときは、決して甘えなどと思わず、心ない人たちの言葉は無視するようにしましょう。風邪をひいて熱があるときに、外に出てマラソンなんてしませんよね?ご自身の身体が発している「SOS」を受け止めいたわってあげてください。

そして、あなたの身近に5月病の人がいたときは、「この人は今、一生懸命病気と戦っているんだ」とその人の勇姿をたたえてあげてください。すでに一生懸命な人に「がんばれ!」とは決して言わず、

代わりにその人に「少し休んでもいいよ」「がんばってるね」「がんばったね」優しい声かけをしてあげましょう。

 

精神的に参っている人にとっては、「もうあなたは十分がんばってる」という姿勢で相手から接してもらうと涙が出るほど嬉しいものです。

5月病の対策にバナナの栄養が効果的!

「5月病の対策にバナナが良い」ということを、もしかしたらあなたも聞いたことがあるかもしれません。

先ほど書いたように、5月病は脳の自律神経失調とセロトニン不足が原因で起こります。かんたんにいうと、ストレスに耐えきれないほど脳に栄養が足りずに負担がかかっていている状態ということですね。

 

脳にはセロトニンというホルモンが必要不可欠。そのセロトニンを分泌させるのは、アミノ酸ビタミンB群炭水化物の3つの栄養素です。

セロトニンは別名幸せホルモンとも呼ばれ、リラックスを促し副交感神経を働かせて自律神経を整える作用があります。このセロトニンを分泌させる上で、バナナが大変効果的なんですね。

 

バナナにはビタミンB6という栄養分が沢山含まれていて、このビタミンB6とセロトニンとは強い相関関係にあります。ダイエット効果やがん予防から5月病にまで効果的だなんて、バナナは本当に栄養食だなーと思いますね。

 

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ただし、バナナを1日に2本以上食べると、カリウム、シュウ酸、糖質を過剰に採ってしまうのでおすすめできません。

さつまいもナッツアボカド鶏肉青魚など、他にビタミンB6が多く含まれている食材とバランスよく併せてバナナを食べるようにしましょう。

また、ヨーグルトにも5月病を予防したり症状を和らげる効果が期待できます。朝ごはんに、ヨーグルトの中にバナナを入れたバナナヨーグルトを食べるのも大変おすすめです。

 

また、炭水化物といえば、ご飯パンなどの主食に多く含まれています。他の栄養素と併せて、主食もしっかりと食べるように心がけてください。

5月病には納豆も解消法として効果あり!

先ほど、セロトニンを分泌させるには、アミノ酸ビタミンB群炭水化物の3つの栄養素を摂取する必要があると書きましたが、中でもトリプトファンというアミノ酸はセロトニンに対して効果的にアプローチしてくれます。

そのトリプトファンを多く含む食材が大豆製品です。

 

納豆には血液をサラサラにする効果もあり、脳卒中の予防にも適した食材であることが最近の研究でも明らかになっていますし、

セロトニン不足に有効なトリプトファン含め、脳(=心)を活性化させるのに有効な食なので、積極的に納豆を食べるように心がけたいですね。

 

そして、トリプトファンは主にタンパク質に沢山含まれていますから、納豆と同じ大豆製品の豆腐納豆味噌しょうゆ、または、ごまピーナッツからもトリプトファンを摂取できます。

先に挙げたバナナも、トリプトファンが多く含まれた食材ですので、やはりバナナは毎日1本食べておきたいところですね。

また、セロトニンはたくさん噛むことで脳にたくさん分泌されます。上記の食材をなるべく多く咀嚼しながらゆっくりと食事を楽しみましょう。

5月病の対策と食べ物での対策まとめ

 

症状はかなり似ているものの、5月病とうつ病の違いは原因を特定しやすいことです。今まで職場や学校で一生懸命に頑張ってくれてきた、あなたの脳と心を認めて称えて褒めてあげてください。

あまりに症状がひどいときは、お医者さんの診察を受けることも考えた方がいいでしょう。

 

5月病には適応障害という病名が正式名称であり、場合によっては身体にまで影響があらわれる、れっきとした病気です。

決して侮らず、かと言って過剰に不安になることなく、ゆっくりとゆったりと、優しく回復を待ちましょう。

 

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