レディオヘッドが新曲『Burn The Witch』のミュージックビデオを公開しました。
5月に入り、レディオヘッドのウェブサイトやフェイスブック、ツイッターなど各種SNSの情報が全て削除され、新作発表の準備の為の演出か?と話題になっておりますが、一部ではそれ以上に新曲のMVの内容が、70年代に公開され絶大な人気を誇るカルト映画のオマージュ作品ではないかと騒がれております。
今回は、そのカルト映画の作品と内容などをご紹介していきます。
レディオヘッド新曲『Burn The Witch』ミュージックビデオ
『Burn The Witch』のミュージックビデオ、ストップモーションアニメでほのぼのしているかと思いきや、全く違います。
セリフはないのでストーリーがわかりませんが、木でできた巨人の中に男性が乗り込み火を点けられ、住民が手を振って終わる・・・。
なんとも後味の悪いミュージックビデオですが、実は『ウィッカーマン』という映画のオマージュ作品だと言われております。
『ウィッカーマン』ってどんな映画?
【あらすじ】
行方不明の少女を探すためにスコットランド本土からサマーアイル島へやって来た警官。
だが人々は少女の存在を否定し、何かを隠しているような素振りを見せる。
警官はやがてこの島を支配している異様な古代宗教に行き当たるが・・・。
因習深い地に足を踏み入れた余所者が次第に取り込まれていく恐怖を描いたスリラー
引用元:allcinema ONLINEより
映画のテーマは『宗教』です。
宗教の自由、そして宗教の怖さを異様で且つエロティックな雰囲気で表現した作品。
そして「ウィッカーマン」とは実在した習俗です。
柳の枝で編まれた巨大な人型の檻で、ドルイド教徒が供養・人身御供の為に生贄となる人間や家畜を入れて生きたまま燃やしていたそうです。
(画像引用元:www.amazon.co.jp)
ここ最近『後味悪い映画ランキング』にこの作品はでてきておりませんが、そういった内容の作品が好きな方には是非オススメする映画です。
しかし、レディオヘッドはなぜ新曲のMVに『ウィッカーマン』のストーリーにしたのでしょうか。
『Burn The Witch』(魔女を燃やせ)
とても意味深なタイトルの新曲。
近々発売されるアルバムには、レディオヘッドのメッセージがどう表現されるのか、今から楽しみにしています。
【記事:ジョージ・A・ロメ子】
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