累計発行部数1500万部以上の大人気漫画『テラフォーマーズ』
三池崇監督がメガホンをとり、伊藤英明、山田孝之、小栗旬、武井咲、菊池凜子と豪華キャストで実写映画化されました。
公開前からいい意味でも悪い意味でも話題となっていました『テラフォーマーズ』
今回はネタバレを含む、感想や疑問に思ったことなどをご紹介していきます。
映画『テラフォーマーズ』あらすじ
21世紀、人口爆発を迎えた人類が選択した火星移住計画。
人類はコケと「ある生物」を送ることで火星を地球化させようとした。
それから500年。計画の仕上げのために火星へ送り込まれた隊員15人のミッションは、その「生物」の駆除。
ところが、「ある生物」は人型に異常進化した凶暴な驚愕生物へと姿を変え、隊員たちに次々と襲い掛かる。
絶対絶命のなか、彼らの身体に秘策が仕込まれていたことが明かされる。
昆虫のDNAによって虫の姿に”変異”し、超人的なパワーを発揮できるのだ。
騙されたことに怒りながらも、どう猛すぎる力を与えられた小町小吉(伊藤英明)のもと立ち上がる隊員。
ついに人類対テラフォーマーの壮絶な戦いが始まる!だが、その裏でもうひとつの陰謀が着々と進んでいた・・・。
引用元:『テラフォーマーズ』HPより
映画『テラフォーマーズ』予告編
https://youtu.be/84MS4or_5u0
ムッキムキなゴキブリ達がたくさん登場してきます。
山下智久ファンはちょっと残念な映画かも・・・
ここからネタバレ含む内容になります。
映画館での出来事なのですが、山下智久さんのファンであろう10代の女性二人が私の前に座り、本編始まる前までずぅ~っと「山ぴーかっこいい役かな?」「山ぴー途中で死んじゃうのかな?」
など、これから始まる山下智久さん演じる「武藤仁」役の行く末をワクワク、ちょっと聞いていてイライラするような予想を立てておりました。
私は『テラフォーマーズ』の原作を読んでいます。
映画版のストーリーは第一巻がメインとなるとは知っていましたので、山下智久さん演じるキャラが原作のどれにあたるかまではわかりませんでしたが、「蛭間一郎」役を山田孝之さんが演じるとわかった時点で、目の前で山ぴーについてはしゃぐ若者に
「これから山ぴーには悲しい結末が待っているぞ・・・」
と、心の中で伝えました。
本編が始まり、彼女たちの大好きな山ぴーがたくさん登場してきます。
ですが、あのイケメン顔は中盤からは特殊メイクです。
他のキャストは特殊メイクをしていても元々のお顔がわかる程度ですが、山ぴー全く誰だかわかりません。
後半は気持ちの悪い「プレデター」のような姿でした。
(鑑賞後に山下智久さんが原作でいうと誰を演じたか調べたところ、能力が「サバクトビバッタ」である「ティン」でした。)
山ぴーは頑張った。設定でも演技でも・・・。
一匹狼だった「武藤仁」が、最後は仲間である「小野小吉」を守って息絶える。とても美しい話。
だが、姿はグロかった。
そして映画が終わり、会場が明るくなった瞬間
「あんな山ぴーもう見たくない・・・超グロくて嫌い、この映画。DVDも絶対買わない!」
と、かなりご立腹な感想を大声でおっしゃっておりました。
小栗旬演じる『本多晃』は、少々サムいキャラに仕上がっていた・・・
小栗旬さん演じた「本多晃」原作ではメガネをかけたインテリイケメンなのですが、なぜ実写版では奇抜な格好、メイクだったのでしょうか。
原作でも実写でも物語の鍵を握る天才科学者なので、小栗旬さんにインテリイケメンを演じさせたらインパクトもなく、ただのイケメン科学者で知性も不気味さもなくなってしまうからでしょうね。
原作を読んでいない方には、ナルシストで何を考えているのかわからない不気味な役として強く印象に残るでしょう。
無駄にジャケットを気にしているのは謎でしたが・・・。
映画『テラフォーマーズ』の感想を・・・
まず、原作を読んでいる方がこれから映画を観るのであれば
「原作の内容は全て忘れてください」
その考えを持って観れば、とても衝撃で面白い作品です。
よくわからない、聞いたこともない実在する虫に変身し、その特徴を生かした能力を発動して戦っていくなんて、仮面ライダーやマーベラーズ作品みたいじゃないですか。
もう1回書きます。
「原作の内容は全て忘れてください」
また、「虫が苦手」な方はご注意ください。
筆者はグロい映画は大好物なのですが、虫は若干苦手。
暖かい季節になると始まる虫駆除CMを見るのも正直嫌です。
(テラフォーマーズ本編に「アース製薬」のロゴを見た時少しだけ笑ってしまいました。)
私と同じぐらい、またはそれ以上に苦手な方は気をつけて鑑賞してください。
CGですが、虫の大群が映ったり、踏み潰したり、殴ったあと変な液体が出たり、とても不快な「羽音」もございます。
ポップコーン買うのはやめておきましょうかね・・・。
隊員が変身する際にその虫の特性を、ナレーションの池田秀一さんが説明するシーンが度々あるのですが、その時はなぜか不思議と嫌ではありませんでした。
池田秀一さんの声に癒されたのかもしれません。
最後に、映画では全員日本人設定?かと思うのですが、何故山下智久さん演じる「武藤仁」と、ケイン・コスギさん演じる「ゴッド・リー」だけ、ちょいちょい英語で話しをしていたのでしょうか・・・?
それがどうしても気になって仕方なかったです。
【記事:ジョージ・A・ロメ子】
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