ジョニーデップがキャリア史上最高の演技だといわれている『ブラックスキャンダル』
男前なジョニーデップが薄ら禿げヅラで挑んだ役は実在した人物であり、16年間FBI最重要指名手配犯『ジェームズ・ホワイティ・パルジャー』
相当な大犯罪者です、ビックリするぐらい。
有名な話だと、オサマ・ビンラディンの次に賞金が高かった人物です。
今回は、ジェームズ・ホワイティ・パルジャーほど有名ではないですが、実話を基に映画化されたギャング映画、マフィア映画2作品ご紹介していきます。【ネタバレありです】
『ブラックスキャンダル』を観た後、観る前にでも1度チェックしていただきたい作品です。
本物のマフィアの世界をリアルに描いた作品『グッド・フェローズ』
(画像引用元:www.tumblr.com)
ヘンリーヒルという実在したアメリカギャングで、幼い頃からマフィアの使いっぱしりをし、どんどん犯罪に手を染めていくのだが、ボスに禁止されていた行為でFBIに捕まり、そして組織からは破門されてしまう。
破門されたとはいえ、沢山の情報をヘンリーは持っているので命も狙われる。
そこへFBIに「一生刑務所暮らしをするか、全て情報を教えてくれれば守ってやる」と、選択を求められヘンリーは妻と子供と一緒に「証人保護制度」に入り裁判でこれまでやってきた犯罪を全て証言し、元仲間を売ったのである。
出演しているロバートデニーロ、ジョーペシの演技がたまらなく怖いです(笑)
無駄に派手な演出もなく、淡々といいテンポで進む話なのでダラけることもなく、それが逆に生々しい作品になっているかと思います。
オススメの作品です。
潜入捜査官の苦悩と切ない友情を描いた作品『フェイク』
(画像引用元:www.amazon.co.jp)
こちらのジョニーデップはイケメンです(笑)
ジョー・ピストーネという実在したFBI捜査官が、6年間も囮捜査官としてマフィア組織に潜入するという実話。
アルパチーノ演じる、30年間もずっと出世ができないマフィア、レフティ。
今までアルパチーノが演じるマフィア役はとてもキレッキレでかっこいい演技でしたが、この作品では「優しさ」と「哀愁」のある、とても人間臭い人物です。
ある事件での警察の行動で、仲間に裏切り者がいるとレフティは気付くが、誰もジョーを疑うことをせず敵対する組織だと思い、始末してしまう。
他にもおや?と思うことがあってもレフティは自分を慕うジョーの言葉を信じてしまう。
その後マフィアの抗争は次第に大きくなり、FBIは囮捜査が危険だと思いジョーをマフィアから撤退しろと伝えるが、今ここで撤退してしまうとレフティの命が危ない。
自分を今まで優しく、そして信じてくれた彼を見殺しにすることはできなかった。お互いに『友情』が芽生えていたからだ。
ジョーはレフティを逃げさせようとするが、そこでFBIが突入し、彼らの関係にピリオドが打たれてしまう。
その後、FBIはレフティにジョーは囮捜査官だったと伝えるが、誰も信じようとしなかった。
そして、レフティの最後の言葉
『彼に伝えてくれ。お前だから許せる』
ジョーは潜入捜査の功績を表彰される。
6年間の囮捜査で報奨金500ドル。
マフィアに正体がバレて、ジョーには50万ドルの懸賞金がかかる。
想像つく言葉だとわかっていても、とても哀しくなりました。
表彰されているジョーの浮かない顔も胸が熱くなります。
まとめ
ギャング映画、マフィア映画のイメージって『暴力』や『権力』が際立ってしまうかもしれませんが、多くは少し極端で派手な『人間ドラマ』です。
とても面白い作品が多いですので是非、一度観ていただきたいです。
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