『あの人、お父さんじゃありません。全然知らない人です。』
西島秀俊主演映画『クリーピー』
とてもインパクトのあるキャッチコピーというか台詞ですね。
(画像引用元:netallica.yahoo.co.jp)
今回は、2016年6月公開予定の『クリーピー』について書いていこうかと思います。
『クリーピー』のあらすじ
まず、『クリーピー』とはどういう意味なのか?
Google先生に聞いたところ、「ぞっとする」「ぞくぞくするさま」とのこと。
映画のストーリーに合わせた意味にすると「身の毛がよだつような」「気味の悪い」
という表現がピッタリくるのではないでしょうか。
もうその意味だけでこの作品のストーリーのジャンルが定まってきましたね。
これでラブストーリーだったらある意味素晴らしい!(笑)
と、冗談はおいといて真面目にご説明していきます。
こちらの作品、法政大学国際文化学部教授という立派な肩書きをもつ作者「前川裕」
の小説でして、第15回日本ミステリー文学大賞新人賞の受賞作なんです。
(画像引用元:www.dena-ec.com)
主人公は犯罪心理学者で大学教授の「高倉」。
高校時代の同級生で警視庁捜査一課に所属している刑事の「野上」から数年前に東京日野市で起きた一家三人行方不明事件についてアドバイスを求めてきた。
その事件とは、たまたま家にいなかった当時中学生だった長女を残し、両親と長男が突如として失踪。
事件の唯一生き残りである長女の証言を調べることになったのだが、おかしな証言を始めたので野上は高倉を頼り、そして高倉はそのことについて回答をしたあとから野上とは連絡がとれなくなってしまう。
そしてその事件とは別にもうひとつ問題が起きる。
高倉家の隣に西野一家が引っ越してきた。
西野家は3人家族で、西野夫妻と娘が一人。
人の良さそうな父親と病弱な母親、そしてどこか影のある娘。
ある日、高倉の妻が隣人である西野家に起きていることに気付く。そして、その西野家の娘に
『あの人、お父さんじゃありません。全然知らない人です。』
と、衝撃な告白をされる。
その発言から高倉が奇怪な事件に巻き込まれていく・・・・。
原作と映画の違いについて
原作では主人公の「高倉」は犯罪心理学者ですが、映画では「元刑事」の犯罪心理学者。
また、高校時代の同級生である「野上」は映画では、高倉の「元同僚」という設定になってますね。
日野市で起きた一家三人行方不明事件も原作では8年前に起きたことになっているのですが、映画では6年前という設定になってます。
事件の年数の微妙な設定変更、気になるますね・・・。
きっとまだ原作とは違う設定がでてくるのかと思われます。
それを見つけながら映画を観るのも、楽しみ方のひとつかもしれません。
豪華キャストについて
(画像引用元:laughy.jp)
主人公「高倉」を西島秀俊、その妻役に『ストロベリーナイト』シリーズで共演した竹内結子。
謎の隣人「西野」を演じるのは、「MOZU」「ダブルフェイス」「流星ワゴン」で共演の常連でもある香川照之。
元同僚「野上」役は東出昌大、失踪した一家の唯一の生き残りである長女「早紀」役は川口春奈となってますね。
「MOZU」劇場版もなかなか後味悪い作品でしたが、今回はもっと観客を『クリーピー』にさせる作品になるのではないでしょうか。
公開は似たような事件など起きなければ、2016年6月。
原作より不気味さが増していたらいいな、と少し期待つつ楽しみにしています。
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