イエモンの代表曲JAMの歌詞。「乗客に日本人はいませんでした」の解釈。

THE YELLOW MONKEY(イエモン)の代表曲JAM。その歌詞の解釈と考察。

「乗客に日本人はいませんでした」と歌ったロビンの真意とは??

 

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2017年イエモンの東京ドームライブが神セトリ!

(画像引用元:http://tower.jp/

12月10日、THE YELLOW MONKEY(ザ・イエローモンキー)東京ドーム公演に行ってきました。

イエモン史上17年ぶりの東京ドームにして、再結成後初の東京ドーム。

いやはや・・・最高でした。

 

セットリストも過去の代表曲や人気曲のオンパレード!

1. WELCOME TO MY DOGHOUSE
2. パール
3. ロザーナ
4. 嘆くなり我が夜のFantasy
5. TVのシンガー  ☆
6. サイキックNO.9
7. SPARK
8. 天国旅行
9. 真珠色の革命時代(Pearl Light Of Revolution)
10. STARS
11. SUCK OF LIFE
12. バラ色の日々
13. 太陽が燃えている
14. ROCK STAR
15. MY WINDING ROAD
16. LOVE LOVE SHOW
17. プライマル。
18. ALRIGHT
19. JAM

〜アンコール〜

20. SO YOUNG
21. 砂の塔
22. BURN
23. 悲しきASIAN BOY

なにこのセトリ・・・ベストアルバム級じゃないか!

 

あっという間の2時間半でしたが、耳が幸せ過ぎてたまりません。

もちろん、ライブ終盤には、”あの曲”も演奏してくれました。

 

THE YELLOW MONKEYといえば「JAM」

THE YELLOW MONKEY(イエモン)の代表曲は数多くありますが、

その中でもライブの定番曲の一つでもある「JAM(ジャム)」

2017年の東京ドーム公演でも、ばっちり演奏してくれました。

このJAMは、聴く人の胸を打つ名曲として名高いと同時に、歌詞に否定的な印象を抱く人も少なくないようです。まさに賛否両論。

 

JAMの歌詞は不謹慎でおかしい!?

(画像引用元:http://entamegroove.com/

問題となっている歌詞はこのワンフレーズですね。

♪外国で飛行機が 墜ちました
ニュースキャスターは嬉しそうに
「乗客に日本人はいませんでした」
「いませんでした」「いませんでした」

 

さらに、

♪僕は何を思えばいいんだろう
僕は何て言えばいいんだろう

と続いていく、この歌詞。。。

 

JAMがリリースされたときって、日本国内で良くないニュースが様々報道された時期で、

日本中の国民がピリピリした雰囲気だったのを覚えています。

そんな中で、「乗客に日本人は〜」と歌われたわけですから、この歌詞を不謹慎だと解釈する人も少なからずいました。

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「日本のニュースが、日本人の安否を伝えるのは当然だろ!」
「命の重みに国籍は関係ないじゃないか!」

これらがJAM否定派な方々の主な主張です。

 

JAMの歌詞が意味するところと解釈

JAMはイエモンのボーカルである、吉井和哉さんが、彼の娘のことを想って書かれた曲です。

「不条理に惑いながらも”君(=娘)に逢いたい”という確かな願いを胸に明日を待ち望む夜」に、

「ささやかで揺るぎない希望を歌ったロックアンセム」であるとしばしば紹介されているように、

あくまでロビンの心象を中核として展開されていく歌詞。

 

問題となっている「乗客に日本人は〜」のくだりも、

吉井和哉さんが「ニュースキャスターが嬉しそうに」見えてしまうほど、心細くなってしまっていることや、

”これくらい娘に逢いたいんだ!”という心持ちの度合いを表現したに過ぎないのだと思います。政治的な意図はそこにはないはず。

あくまでロビンが歌の中で主張したいのは、「逢いたくて」の部分です。

 

とはいえ、一人の人間のごく個人的な感情から発せられた言葉が、だから批判の対象になるのはおかしいとも思いませんが・・・。

 

まとめ

昔、井上陽水さんの「傘がない」の歌い出しの歌詞にも批判が殺到したようですが、

社会問題になっているような題材を歌詞として扱うことは、周りからの批判もありますしリスクが伴う表現方法ですね。

 

ただ・・・

 

歌詞ひとつに対して賛否両論が巻き起こる。

こういったピリピリした世間のムードこそが、吉井和哉さんがJAMの歌詞の中で歌った心象風景そのものであるように思えてなりません。

「漠然とした不安や心細さ」を表現するのなら、なるほどJAMの歌詞は間違いなく秀逸といっていいでしょう。

私個人としては、JAMイエモンの中でも一番なんじゃないか?というくらい大好きな曲です。

 

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