今回ご紹介するおすすめ映画「ローズマリーの赤ちゃん」
ホラー映画として語られることが多いですが、サスペンス・オカルト映画ともいえる作品です。
ネタバレはしませんが、この映画をご覧になる際は血みどろドッキリホラーを期待してしまうとガッカリしてしまうのでご注意ください。
(出典:twitter.com)
「ローズマリーの赤ちゃん」 あらすじ
ローズマリー・ウッドハウスと役者志望の夫・ガイは、ニューヨークのアパートに引っ越してくる。
隣人のカスタベット夫妻は、少々お節介なほど世話好きな人達だ。ガイはカスタベット夫妻と親密になりミニーは自殺した養女の形見のペンダントをローズマリーへプレゼントする。
その後ガイとローズマリーの夫婦はあらかじめ計画を立てて子供を作ろうとするが、その当夜ローズマリーは気分が悪くなって失神し悪魔に犯されるという、夢とも幻覚ともつかない体験をする。
(出典:wikipedia)
(出典:You Tube)
アイラ・レヴィンが1967年に発表したサスペンスホラー小説。
その翌年にロマン・ポランスキー監督により映画化されました。
「悪魔の復活」をテーマにした作品で、その後にブームとなりました「オーメン」や「エクソシスト」などの先駆けとなっています。
米サイドが選ぶ「死ぬまでに見るべきホラー映画20本」
2009年に米エンターテインメント・ウィークリー誌が選んだ作品の中に今回ご紹介しているローズマリーの赤ちゃんも選ばれています。
20本は以下の通りです。
・サイコ(1960)
・ジョーズ(1975)
・エクソシスト(1973)
・シャイニング(1980)
・悪魔のいけにえ(1974)
・ローズマリーの赤ちゃん(1968)
・ハロウィン(1978)
・ウィッカーマン(1997)製作年度は1973年
・サスペリア(1977)
・ゾンビ(1978)
・吸血鬼ノスフェラトゥ(1922)
・鳥(1963)
・キャリー(1976)
・赤い影(1973)
・AUDITION オーディション(2000)
・ブレア・ウィッチ・プロジェクト(1999)
・怪物団 フリークス(1932)
・28日後・・・(2002)
・エルム街の悪夢(1984)
・ポルターガイスト(1982)
古い作品ばかりですが、名作がずらりと並んでおります。
ローズマリーの赤ちゃんはホラーランキングには必ず上位に入る作品です。
意外にも「シックス・センス」が入っていませんでしたね。日本でも随分と話題になった作品でしたが。
個人的に好きな「エスター」は2009年公開でしたのでランクインされていなかったのが残念。もう少し早かったら選ばれていたかも?
「ローズマリーの赤ちゃん」の見所は?
マタニティーブルーで精神的に追い詰められ、妄想が暴走しているだけなのか、そうではなく夢で見た悪魔が現実に自分の子供を奪おうとしているのか。
(出典:news.biglobe.ne.jp)
この作品は、心理的な恐怖を味わえる物語です。どんでん返しが起きるようなことはありません。
映像では殆ど血も流れず、音で驚かせようともせず人間の恐怖心を煽ります。
ローズマリーの妖精のような可愛い笑顔は次第になくなり、どんどん頬がコケてげっそりとしていく。
誰を、何を信じればいいのかわからなくなる終盤から結末までは本当に気の抜けない作品です。
ミア・ファローがとってもキュート!
本作品でローズマリーを演じているミア・ファローの可愛さとファッションにも注目していただきたい!
当時最先端だったミニワンピースやスカートなど映画内で26着も着こなしているそうです。ショートヘアーも可愛いく、今見ても古臭さを全く感じないファッションではないでしょうか。
(出典:weheartit.com)
(出典:www.dailymail.co.uk)
ローズマリーの赤ちゃんと「サイドストーリー」
最後に、本作品はただの傑作ではなく「いわくつき、呪われた映画」としても有名です。
この映画の製作にかかわると重病で亡くなるという嫌がらせの手紙を受け取った
関係者が本当にその通りに亡くなってしまった。
本作公開の翌年1969年にはロマン・ポランスキー監督の当時妻だった
シャロン・テートがチャールズ・マンソン率いるカルト集団によって
命を奪われてしまう事件が起きました。
また、この映画の舞台となった古いアパート「ダコタ・ハウス」
あの有名なジョン・レノンが実際に住んでいたアパートでした。
そしてこのアパートの前でジョンは銃弾に倒れました。
このサイドストーリーを知ってから「ローズマリーの赤ちゃん」を
鑑賞するのもまた違った意味でおすすめです。
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