デビッド・ボウイの名言と、彼に影響を受けた日本のアーティスト

デビッド・ボウイの名言は数知れず。そして彼に影響を受けた日本国内アーティストも数知れず。

そんな彼が残したカルチャーの偉大さについてつらつら書きます。

R.I.P

（画像引用元：Wikipediaより）

「20世紀で最も影響力のあるアーティスト」デビッド・ボウイが2016年1月に亡くなりました。

70年代以降のロックミュージックは彼なくしてはありえなかったのではないでしょうか？

『世界を売った男』や『ジギー・スターダスト』など、グラムロックの象徴としてロック音楽シーンはもちろん、ファッションや映画に及ぶまで様々なカルチャーを支えてきました。

歴史に名高い、ベルリンの壁の崩壊も、デビッド・ボウイが紡ぎ出す音楽の影響が大きく後押ししたであろうと語られています。

訃報のたった3日に発売されたばかりのアルバム、『★（Blackstar）』は相も変わらず凄まじい完成度。今年70歳を迎えたおじいちゃんとは思えないくらい。グラムロックともポストロックともカテゴライズするには大き過ぎる、純度100％の”ロック”が今もスピーカーから流れてきています。これが遺作になってしまうのか。。。

★ [ デヴィッド・ボウイ ]

そんなボウイのことですので、多彩な感性から産み出された名言は非常に多く、生き様や哲学などからも影響を受けたフォロワーは国内外問わず枚挙に暇（いとま）がありません。

デビッド・ボウイの遺した名言

■音楽のお陰で人生の苦痛が弱まり、悲劇が薄まったとは言えない。でも音楽があったからこそ、孤独な時に仲間がいてくれたし、人々と触れ合いたい時にコミュニケーションの為の崇高な手段を持てた。音楽は知覚の扉であり、僕の住む家でもあるんだ。

■僕にとってリスクやそれに伴うスリル、そして不安定さこそが表現の原動力みたいなものなんだ。

■ロックは生きているアートで、常に再構築と変化を探っているんだ。

■（ヒット作を生む前の苦節時代を振り返って）自分が何をやるべきなのか、理解するのにとんでもなく時間がかかったんだ。なぜそんなに難しかったかというと、僕が１つのジャンルに絞れなかったからだと思う。

■「今」、そして「今日」を大切に生きるべきだと思うね。あまり先ばかり見つめていると、間違いなく己の死に行き当たる（笑）。

■人は他人が失敗するのを見るのが好きだけれど、失敗にめげない人間を見るほうがもっといいに決まってる。人生において失敗し、それを乗り切ることこそ、最高のスリルなんだ。

デビッド・ボウイに影響を受けた国内アーティスト

デビッド・ボウイに影響を受けた国内アーティストを列挙し出すと、それだけでもこの記事の文字数がとんでもないことになってしまいそうでが、

下記の追悼コメントの項目に、そんな数多く寄せられた日本のミュージシャンからの、メッセージからホンの一部を列挙しましたので詳しくはそちらに譲ります。追悼コメントの数とそして文章から伝わる熱量で、デビッド・ボウイがどれだけ多くのアーティストから愛されていたかがわかるでしょう。

ところで、

日本で『グラムロック』を地で行くバンドといえば、最近突然の再結成が発表されたザ・イエローモンキーだと思います。

イエモンのフロントマンを務める吉井和哉氏は、以前インタビューでこのようなことを語っていました。

僕はデヴィッド・ボウイになりたかった。 もっと言えばデヴィッド・ボウイになるために、僕は「THE YELLOW MONKEY」を結成したと言っても過言ではない。 ー吉井和哉

ボウイを敬愛するアーティストは数多かれど、ボウイのスピリッツを最も継承して『ロック』しているミュージシャンの筆頭は吉井さんではないかと個人的に思っています。

彼の訃報を受けた際の、ボウイ敬愛者たちのコメント

「I’m shocked…you were my hero…」―YOSHIKI（X JAPAN）

「巨星墜つ」―HISASHI（GLAY）

「デヴィッドボウイが。。」ー清春

「息が止まった。。。」ー矢野顕子

「デビッド・ボウイ氏が亡くなった模様…。合掌。」ー横山健

「デビッドボウイ…ちょっと、信じられない」ー山口隆（サンボマスター）

「David Bowie，，，，，，まさに昨日“LOW“聴いてた。ただただショック」ー石野卓球（電気グルーヴ）

「Rest In Peace David Bowie….デビッドボウイが亡くなりました。新作、すごい作品でした。なんか悲しいな」ー福原美穂

「R.I.P.　ああ、僕のナンバーワンスターが、、」ーTAKUYA

「昨年末のレミーキルミスターの訃報からデヴィッドボウイ、、なんだか最近とくに時代がひとつ終わった感が、ね。悲しいなあ。沢山の夢をありがとう、だね」ーつるの剛士

「レジェンドがまた一人去ってしまった。R.I.P.」ー三浦祐太朗

昨年末のモーターヘッドのレミーといい、天国では、そんなにロックスター不足に悩まされているのでしょうか？

神様。いくらなんでも欲張り過ぎじゃないですか・・・？