クエンティン・タランティーノ監督作品はどれもこれも癖の強いストーリーですが、音楽も癖が強いです。そしてマニアックです。
今回は、タランティーノ監督「長編映画8作品」でオススメの音楽をご紹介していきますが、作成しながら心変わりしそうな予感がするぐらい
オススメな曲が多いです。
『ジャンゴ 繋がれざる者』
(画像引用元:www.thedrum.com)
【オススメの曲】 Django(ジャンゴ)
『ジャンゴ 繋がれざる者』のサントラはマカロニ・ウエスタン映画のサントラを多く使用しているのですが、やはりこの映画タイトルでもあります『ジャンゴ』がオススメです。
元々はマカロニ・ウエスタンの金字塔『続・荒野の用心棒』の曲です。
そして、このサントラに限らずですがタランティーノが大好きな「エンニオ・モリコーネ」の曲は多く使われてますね。
『キル・ビル1&2』
(画像引用元:sumally.com)
【オススメの曲】Don’t Let Me Be Misunderstood(悲しき願い) ※キル・ビル VOL..1
「キル・ビル」のサントラは映画を観ていない人にもオススメできるぐらい、とてもカッコイイ曲ばかり使われています。
特にキル・ビルVol.1の方は全ての曲をオススメしますが、今回はニーナ・シモンが原曲、アニマルズもカバーしたコテコテのディスコソング「悲しき願い」をご紹介。
他にもオープニングに流れるナンシー・シナトラの「バン・バン」や、「密室の恐怖実験」のテーマなどもオススメします。
【オススメの曲】Goodnight Moon(グッドナイト・ムーン)※キル・ビルVOL.2
キル・ビルVOL.1に比べると地味な曲が多いですが、Shivaree(シバリー)が歌う「グッドナイト・ムーン」をオススメします。
シェリル・クロウとブリトニー・スピアーズを混ぜたような甘い歌声が、映画の冒頭でとても印象に残った曲です。
曲ではないですが、キル・ビルVOL.2で一番オススメなのは長身金髪美女(ユマ・サーマンは181cm、ダリル・ハンナは178cm)のアツい戦いのシーンです(笑)
『 イングロリアス・バスターズ』
(画像引用元:www.moon-light.ne.jp)
【オススメの曲】Cat People (Putting Out Fire)/キャット・ピープル
デヴィッド・ボウイが歌う、映画「キャット・ピープル」の曲なのですが、とても大好きだったので映画館でこの曲が流れた時、思わず
「おぅ!」とワケのわからぬ言葉を発してしまいました。
戦争映画と西部劇の曲が多く使われている中、この「キャット・ピープル」はとても印象に残りました。
『ジャッキー・ブラウン』
(画像引用元:mooooovie-clips.net)
【オススメの曲】Across 110th Street(110番街交差点)
「ジャッキー・ブラウン」の曲は、70年代ソウルの名曲やマニアックな曲がたくさん詰まったサントラですね。
70年代ソウルファンな方でしたら絶対オススメできるサントラです。著者はドライブの時によく聴きます。
ノリノリの安全運転で(笑)
『デス・プルーフinグラインドハウス』
(画像引用元:eigazine.com)
【オススメの曲】Chick Habit(チック・ハビット)
60年代のフレンチ・ポップスに影響を受けたコテコテのアメリカ人エイプリル・マーチが歌う「チック・ハビット」
この曲、とてもクセになるんです。映画のエンディング・テーマだったのですが、家に着くまでずっとこの曲が頭から離れませんでした。
また、このサントラに入っている「Sally and Jack」という曲、ブライアン・デ・パルマの映画「ミッドナイトクロス」で使われてたのですが
まさかこの曲がタランティーノ作品で流れるとは・・・。
こちらの曲もオススメです。
『レザボア・ドッグス』
(画像引用元:www.amazon.co.jp)
【オススメの曲】Stuck in the Middle with You(スタック・イン・ザ・ミドル・ウィズ・ユー)
タランティーノ初監督作品「レザボア・ドッグス」
この作品を観て彼のファンになった方は多いはず。著者もその一人です。
この映画の後にCMなどで使用された「Little Green Bag」もとってもカッコいいですが、マイケル・マドセン演じるミスターブロンドが警官に
痛いことをしているシーンでラジオから流れてくるのが、この「Stuck in the Middle with You」。
映像と音楽のギャップでか、とても印象に残ってしまった曲です。
『パルプ・フィクション』
(画像引用元:www.thecinema.jp)
【オススメの曲】Comanche(コマンチ)
「パルプ・フィクション」のサントラは全曲オススメです。
その中でもこの「コマンチ」は、ブルース・ウイルスが逆襲する際に日本刀を見つけたときに流れた曲。この場面、とても印象深いです。
一番有名な曲は、ハニー・バニーとパンプキンの会話の後に入る「ミザルー」は、この映画で再ブレイクした曲。年代によっては「TAXI」のイメージが強いかもしれませんね。
他にもチャック・ベリーやダスティ・スプリングフィールド、クール&ザ・ギャングなど最高な音楽が凝縮したサントラとなってます。
まとめ
タランティーノ監督作品のオススメ曲をまとめてみましたが、1つの作品で1曲だけ選ぶというのは厳しいものがありました。
彼の映画のセンスと音楽のセンスは誰も真似できず、またこれからもタランティーノ監督に素敵でマニアックな音楽を教えてもらえるのがとても楽しみです。
10本映画を撮ったら引退するようなことを言っているそうですが、まだまだファンをワクワクさせる作品を作り続けてほしいです。
【記事:ジョージ・A・ロメ子】
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