真空パックに入れられた市販の鏡餅。最近ではカビが生えにくいものも多く売られているし、簡単に安全に食べられるのは嬉しいですよね。
ただ、「これって鏡開きの日にどうやって開けるの!?」と開け方や取り出し方に困った方も多いのではないでしょうか。容器からお餅を取り出しにくいですしね。
今回の記事では、パックの鏡餅の開け方や取り出し方、食べ方から処分の方法まで、市販のパック鏡餅について書いていこうと思います。
市販のパック鏡餅の開け方や取り出し方は?
真空パックに入れられた鏡餅は、カビが生えないことと水分がカチカチに硬くならないという、鏡餅にとっての二大弱点を見事克服していて、各家庭で重宝されています。
ただし、パック鏡餅の唯一にして最大のデメリットである取り出しづらさ。これを何とかする手段はないのでしょうか?・・・これが、あるんです(ニヤリ)
この記事ではパック鏡餅を取り出す方法を3つ、ご紹介したいと思います。
フィルムを刃物で切り取る
①カッターナイフを使ってお餅の底に付いているフィルムに切り込みを入れます。
②切り込みを入れた隙間にハサミを挿入。底の部分をくり抜くように丸く切ります。
③ハサミを使い、切り抜かれた底を拠点に、上に向かって切っていきます。
④反対側も同じように切っていって、切り込みに沿ってパックを持ち上げてフィニッシュです!
湯煎(お湯で温める)
①鍋に水を入れてお湯になるまでグツグツと煮込みます。
②その中に、底面のフィルムを剥がさずに、そのまま鏡餅を投入。15分前後待ちます。
③その後、おたまなどを使って鏡餅を取り出し、水にさらして粗熱を取ります。
④底部分のカップの縁をハサミで切り取ります。お餅を取り出せばOKです。
※このとき、濡らしたスプーンなどを使うとお餅がくっ付かずにスルスルと抜き取ることができますよ!
電子レンジで加熱する
①底の膨らんだフィルムのある箇所をハサミで切り取り平らにする。
②底を上にした逆さまの状態で加熱。500Wで1分弱が目安です。
③容器を揉んで空気を入れます。底に両手の指を引っ掛けて中身を押し出します。
※こちらは湯煎できないくらい大きなパック鏡餅を開ける際に効果的です。
ちなみに一番カンタンなのは、湯煎の方法だと思います。私の家ではだいたい100円均一の鏡餅を使っているので、サイズが小さいので湯煎で事足りるのです。おたまですくいやすいですしね。
お鍋に入らなかったり、おたまですくいづらい程大きい鏡餅の場合は、電子レンジを使っています。
カッターやハサミで切り込みを入れる方法は、私自身は湯煎作戦や電子レンジ作戦を使ってもまだ中身を取り出せない時用の最終手段として使っています。
熱を加えた分、プラスチックの容器も柔らかくなって切り込みを入れやすいですので。
ただし、加熱前からいきなりハサミとカッターで開封する方もいらっしゃいます。加熱がご面倒orカッターさばきに自身のある方は、最初から刃物だけを使って鏡餅を取り出しるのもアリかもしれませんね!
市販のパック鏡餅で食べ方のおすすめは?
市販のパック鏡餅は、冷めても柔らかいものだったり美味しいものだったり、全体的に品質が底上げされているような印象です。
ですので、定番な醤油焼きからアレンジ料理にするなど、様々な食べ方のバリエーションが選べるのが嬉しいですね!
(もしもカチカチに固くなっているパック鏡餅があれば、電子レンジを使って加熱してみてください。あっという間に柔らかくすることができると思います。)
焼くか、茹でるか、お雑煮にするか、、餅巾着にしちゃうという方法もありますね!家庭によってはトマトソースとチーズを加えてピザのようにアレンジする家庭もあるとか・・・それも美味しそうですよね♪
しかし、個人的に最も美味しいお餅の食べ方は、何だかんだで定番の焼き餅だと思っています。
醤油を付けて焼き海苔を巻いて食べるおなじみの食べ方ですね。ガスコンロで炙るのでも十分美味しいのですが、旨味を最大限に引き出すために、七輪で炭火焼をすれば、言葉を失うほど美味しく焼けてくれます♪
もしもご自宅に七輪がある場合、チャレンジされてみてはいかがでしょうか?
ちなみに、私の家では100均の鏡餅を使うことが多いと先述しましたが、正直言うと100均鏡餅は味の方は期待できません。タイ米を使っているからか、もっちり感があまりないんですよね。
でも高い鏡餅を買っても、そもそも家族でお餅が好きなのは私だけで、あとは苦手な人が多いし・・・。
ということで、油で揚げてあられせんべいにして食べるのが、ウチの基本的な鏡開きのやり方です。笑
鏡餅あられは家族にも好評ですので、もしもお餅があまり得意でない方は、揚げ餅作戦を使って頂いても良いかと思います。
パック鏡餅の容器の捨て方は?処分の方法を知りたい!
パックの鏡餅の場合、どうしてもプラスチックの容器が残ってしまいますよね?この容器はどのように処分すれば良いのでしょうか?
鏡餅とは、神様に捧げ、神様の力が宿ったお餅を頂くという歴史や由来が存在します。
ですから本来的には、一般の鏡餅と同様にお清めをして処分するか、神社のどんど焼きに持って行ってお焚き上げして頂く方が望ましいでしょう。
お清めの方法、手順は下記の通りです。
①半紙などの白紙を敷き、その上に鏡餅をそっと置きます。
②年神様に感謝の気持ちを込めて、手を合わせます。
③塩を振って清めたあと、敷いてある紙をまるめてそっと鏡餅を包みます。
④他に何も入っていない新しい鏡餅専用のゴミ袋を用意し、そこに鏡餅を入れます。その際にゴミ袋の中にも塩を振って清めます。
これが鏡餅を処分する際の正しい手順です。プラスチックの容器の場合も、同様の手順を踏んで各自治会のルールに従って処分しましょう。
また、神社に持って行って、どんど焼きで処分して頂くという方法もあります。
どんど焼きとは、お正月飾りの門松やしめ縄などの飾りを火にくべて焼き払うという日本の伝統行事のことです。
お正月にお家に来てくださった歳神様は、火でくべた煙に乗って天に帰られるとされています。それをお見送りするというのが、どんど焼きの目的です。
どんど焼きは小正月の1月15日に行われるのが一般的です。プラスチックのものを火にくべて良いかどうか?は各神社の解釈によって異なりますので、一度最寄りの神社にご相談されてみるのも良いでしょう。
まとめ
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真空パックの鏡餅は傷みにくく便利ですし、最近では美味しいものが多いですが、やはりその開けづらさは唯一最大の難点と言えますね。
けれども、今回ご紹介した開け方を実践すれば、いとも簡単に取り出すことができますので、是非ともお試しになられてみてください。
また、鏡餅は平安時代から1000年以上もの永らくに受け継がれてきた、大切な食べ物です。感謝の気持ちと願いを捧げながら、美味しく食べましょうね!
そうすれば今年の鏡開きが、あなたの素敵な1年をスタートするきっかけになること間違いナシだと思いますよ♪
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