我が子にとって大切なパートナーの結婚生活。夫婦や子供との仲は良好でも、それぞれの親御さんどうしの関係はまた別問題として気になってしまいますよね?
仲良くいい関係で付き合えているのか?年賀状やお歳暮のやりとりなど実家同士の挨拶はどうするべきか?
・・・これはこれで、なかなか悩みの種だったりするかもしれません。
今回の記事では、結婚後の親同士の年賀状やお歳暮などのやりとりと実家同士の付き合い方について書いていきたいと思います。
結婚後に親同士の年賀状をやりとりすることは必要?
親同士で年賀状を出すことは果たして必要なのか?という表題ですが、
親同士の年賀状のやりとりの前に、そもそも年賀状とは何のために送るものなのでしょうか?ということを少し調べていきましょう。
その方がおそらく、各家庭の事情に応じた、親同士で年賀状を出すことについての必要か不必要かが見えてくると思います。
年賀状の歴史は古く、平安時代までさかのぼります。1000年以上の長い歴史が年賀状にはあるんですね。
平安時代頃に、年のはじめに去年お世話になった方々へ挨拶する、年始回りという習慣ができたのだそうです。
それと同じ時期、「春の始めの御悦び、貴方に向かってまず祝い申し候」(春始御悦向貴方先祝申候訖)のように当時の手紙の文例集に正月の手紙の文例も発見されているということ。。
そして、付き合いが広くなっていくうちに正月中に全てのお世話になった人を回りきなかった人は、手紙を送ることで挨拶を済ませるところが出てきたんですね。
そして、正月に書状で新年の挨拶をするという習慣は江戸時代になって一気に活性化します。
この頃には郵便の役割を果たす飛脚も活躍していますし、名刺受けという不在票を入れる用の専門の箱ができるなど今の郵便システムと同じような仕組みが完成されていたんです。
・・・と、ザックリと年賀状の歴史をあらためて振り返ってみましたが、
つまり年賀状とは「日頃お世話になっている方への感謝の気持ちとともに、新年の挨拶を伝えるもの」と言うことができます。当たり前といえば当たり前のことですが。笑
ですから、結婚後の親同士での関係を良好に続けていきたいのであれば、年始に去年の感謝の気持ちを伝えることは大切ですし年賀状も出しておいた方がいいということになります。
ただし、人によっては年賀状をやりとりすることを面倒に感じる方もいらっしゃいます。もしも年賀状を一度送って返信がないようでしたら、それは止めてしまってもいいかもしれませんね。
一番いいのは、子供さんの結婚相手の方に、親御さんの年賀状事情について簡単にリサーチしてもらうことかも知れません。
「そういえばさ、お父さんとかお母さんって年賀状書くの好きな人?」と訊いてもらって得られる答えが最も確実でしょうから。
結婚後の親同士でのお歳暮などやりとりをやめたい時は?
結婚後の親同士でお中元やお歳暮を贈り合うことは必要なのか?というと、全く必要ないと言っていいでしょう。
原則としてお中元やお歳暮は「お世話になっている方へ」贈るものであるというのがそもそもの由来です。決して義務ではなく、必要不必要の尺度で図るものではありません。
贈りたければ贈ればいいし、そうでなければ贈らなければいいでしょう。
しかし、もうすでに何往復かお中元やお歳暮のやりとりをしていて、そのやりとりを途中で止めたいという場合はどうすればいいのでしょうか?
親同士が仲のいい場合でしたら、直接「お互いに気を遣わない関係でいたい」と伝えることで双方同意の上で贈り物のやりとりを中断すればいいですが、そんなに普段会うような仲でない場合は・・・?
こういうときもやはり、キーマンとなるのは子供さんだと思います。
旦那さんに対して、あるいは奥さんに対して相談を持ちかけて、まずは夫婦間でどうすればいいのかを決め、その意思を互いの親御さんに伝えるという方法が最もスムーズだと思います。
やはり相手に直接言うよりもクッション(と言っては失礼かもしれませんが)として子供さんが間に入ってくれることで、伝わり方を柔らかくすることができますからね。
また、どちらかの親御さんがご高齢で年金暮らしをしているなどの状況だと、経済状況も豊かと言い切れない場合が多いです。
お中元やお歳暮というのは「もらったら返さなければならない」と認識してしまっている人が日本人の大半ですし、
「もしかしたら気を遣わせてしまっているのでは?」と思ったときに、子供さんにリサーチしてもらうというのも思い遣りですよね。
結婚した子供の親同士の上手な付き合い方のコツは?
結婚した子供の親同士の付き合い方についてもお話しします。
と言っても、当然ながら人それぞれ事情も性格も異なりますし、これだ!という共通した客観的な答えはありません。
そんな中でも、多くの場合に当てはめて言えることは「相手に合わせる」を徹底することでしょう。そして相手を合わせるためには「相手を知ること」が必要です。
相手が年賀状のやりとりをしたい人なのかしたくない人なのか?お歳暮のやりとりをしたい人なのかしたくない人なのか?
といった前述したような内容を含め、
(できれば子供さんの協力を得るなどリサーチした上で)相手の性格や事情、特性を把握した上でそれに合わせる。それが良い関係を長く築いていく最大のコツです。
また、月並みですが、定期的に直接合う場を設けるようにした方が人間関係をスムーズにするには効果的です。
半年に一度くらいでも、バーベキューに皆んなで行くとか花火大会に行くとかお食事会を開催するとか、リアルな場を作れそうでしたらそうするに越したことはありません。
そして、相手方があまり直接会うことに対して積極的でないと察した場合は、そこも相手に合わせて定期的に会う企画を開催しないようにするのです。
それは無関心とはニュアンスが違いますよね?相手のことを察し気遣った上で「やりとりをしない」と判断することはあくまでも優しさですから。
結婚後の親同士の付き合いというテーマに留まらす、人間関係のコツは、
・(必要があれば第三者を介入させての)相手への徹底リサーチ
・相手を察し、ストレスのない範囲でそれに合わせる思い遣り
の2つに尽きるでしょう。
まとめ
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全く違う環境で生まれ育った男女が同じ環境で過ごすのが結婚生活です。
それと同じように、その親同士もまた、異なる環境の中で生活してきた同士です。
価値観や意見が異なることは様々ですので、なおさら「相手を知る」「察して想い遣る」ということが重要になってきますね。
あなたを含めた、周りの大家族の人たちが全員、笑顔で毎日を過ごし続けられることをお祈りしています♪
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