成人祝いを親戚の方から頂いた場合、そのお返しは必要なのでしょうか？
また、「おめでたいことと言えば赤飯」ですが、相手の方が赤飯が苦手だった場合は代わりにどんなものを渡すと喜ばれるのでしょうか。
今回の記事では、そんな成人お祝いへのお返しについて書いていきます。
成人祝いを頂いた親戚へのお返しは必要なの？
成人を迎えた記念として、親戚の方から頂く成人祝い。大抵の場合は現金であることが多いです。
特におじいちゃんやおばあちゃんなど近い親戚の場合は、可愛いお孫さんが成人するということで、
成人式のスーツやコートを一式購入してもお釣りが来るくらいの金額を包んでくださることもあると思います。
そして、その金額が高ければ高いほど「お返し・・・どうしよう？」と考えてしまうのが人情というものですよね？
それでは成人祝いのお返しというのは、必要なのでしょうか？あるいはお返しをしてはいけないなどの決まりごとはないのでしょうか？
結論から言いますと、近しい親戚の方や日頃から親しくしている親戚の方に対しては、お返しは必要がないというのが基本とされています。
会社の上司や遠い親戚の方からお祝いを頂いた場合でしたら、お返しが必要かもしれませんが成人式に関しては、そういうケースは比較的少ないのではないでしょうか？
また、マナーの上では、むしろお返しをしてはいけないと主張される専門家の方もいらっしゃいます。
事実、「せっかくのお祝いにお返しなんて！」と失礼に感じる方も、少数かもしれませんが確実にいらっしゃいますからね。
ですから、お返しをするのでしたら、失礼になるかもしれないことを承知の上で自己責任でということになります。
ただし、お返しが不必要な場合であっても、頂いたことに対して感謝の気持ちを伝えることは最低限のマナーです。
成人したということは、大人として認められたということです。お礼の手紙を書くのは親御さんが代筆するのではなく、もちろんお祝いを頂いた新成人当人の役目ですね。
また、時間などの余裕があれば直接会って感謝の気持ちを伝えると、相手の方も大変喜んでくださると思いますよ！
余裕がないときでも最低限、電話は入れるようにしたいですね。
私自身は祖父と祖母から成人祝いを頂いた際、お礼として感謝の電話を入れ、手紙も送りました。
少し気恥ずかしかったのですが、手紙には成人式で撮影した自分の写真も添えました。
やはり手紙というのは形あるメッセージとして残るものですから、受け取った相手は非常に嬉しいものです。自分で言うのもおかしいですが笑、
祖父と祖母は私からの手紙と写真が入った封筒をときどき読み返しては、大切に保管していると語ってくれていました。
成人祝いのお返しは内祝いとして赤飯を
それでも、手紙や電話や直接会って感謝の気持ちを伝えるだけでは足りない気がする・・・。とお考えになられる方もいらっしゃるのではないでしょうか？
一般的には、親戚の方から成人祝いを頂いた場合、内祝いとして赤飯をプレゼントするというのがセオリーですね。
おめでたいことがあったときに赤飯を炊くというのは、昔から日本に伝わる風習ですから、分かりやすくまた喜ばれるでしょう。
そして本来内祝いというのは、何かを祝福してくださった人にお贈りする品物であって、定義上はお返しには含まれません。
ですので、「お返しはいらないよ」と言ってくださった親戚の方にも、内祝いの赤飯でしたら「いえいえ、これはお返しではなく内祝いですので受け取ってください」と言えます。
相手の方が失礼にあたる理由もなければ、受け取るのを遠慮する必要もなくなります。
赤飯はご自宅でイチから作られる方も多いと思いますが、最近ではお菓子屋さんなども赤飯作りに熱心です。
お店で購入したものをプレゼントするのも装丁もしっかりしているし良さそうですね。
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赤飯をお渡しする際には、のしもしっかり付けるようにしましょう。
紅白蝶結びの、のし紙を使い、表書きは「内祝い」や「御礼」とし、お祝いをもらった新成人の名前を下段に書くというのが一般的です。
これが新成人の成人としての初めての仕事になるかもしれませんね♪
成人祝いのお返しを赤飯以外にするなら相場はいくら？
先ほど、内祝いとしてのお返しなら赤飯がセオリーと書きましたが、小豆がダメだったりそもそも赤飯が苦手という方もいらっしゃると思います。
そういう場合は、別のものをプレゼントするのがいいでしょう。また、内祝いとして手作りの赤飯を渡す場合でも、他にプレゼント添えるとなお喜ばれるのではないでしょうか？
一般的にお祝いのお返しの相場は頂いた金額の半返しが良いとされていますが、日頃から近しい親戚の方の場合は半返しにこだわる必要はありません。
あくまでお返しではなく、内祝いとしてお渡しするようにした方が健全です。
内祝いの価格帯はあまり高価過ぎるものだと、相手に恐縮させてしまうことになり兼ねませんので高くても1万〜2万円以内のものにするのがいいでしょう。
石鹸や洗剤、タオルなどの日用品は必ず毎日使うものですし、頂けるとありがたいものです。
また、ワインや日本酒などのお酒や、うどんや牛肉などの食べ物もオススメです。
その中でも内祝いの定番といえば、赤飯と並ぶくらいお菓子が人気です。
クッキーやフィナンシェなどはスイーツの中でも比較的日持ちします。ですので生活リズムの読めない方へも贈りやすいというメリットがありますよね？
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親戚の方が何を受け取ったときが嬉しく感じるか？喜んだ顔を想像しながら選ぶのがいいと思います。
・・・と言っても、やはり何より嬉しいのは成人した方からの連絡やお手紙だと思います。ありきたりな表現をしてしまいますが、気持ちが一番大事！ということですね。
まとめ
原則として、近い親戚の方には成人祝いのお返しはしなくていいですし、むしろしない方がいい場合もあります。
ですが、内祝いとしてプレゼントをお渡しすることはあっていいです。
いずれにしても、大切なのは祝福してくださった方への感謝の気持ちですね。お祝いしてくださった方のためにも、素敵な成人としてこれからの人生をめいっぱい楽しんでくださいね♪
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