ひな祭りの準備はいつから?桃の節句の前日に雛人形を飾るのがダメな理由

「雛人形を出すベストな時期があれば、そのタイミングで出したいんだけど・・・」

そう考えている方も多いと思いますが、ひな祭りの準備はいつから始めれば良いのでしょう。雛人形以外で用意した方が良いものは何があるのでしょうか?

また、雛人形をひな祭りの前日(3月2日)に出してはいけないと聞いたことはありますか?その理由についてもこの記事の中でお伝えしていければと思います。

Sponsored Link

ひな祭りの準備はいつから?雛人形を飾る時期について

ひな祭りの準備で、何をおいても欠かせないものといえば雛人形ですよね?

そもそもの起源は縄文時代や古墳時代、今の形になったのは江戸時代まで遡ると言われている歴史のある雛人形。この雛人形を飾るのにベストな時期はいつなのでしょうか。

 

雛人形を飾るのは、立春から2月中旬までの時期が理想的だとされています。立春とは節分の翌日。その年によって変わることもありますが2月4日頃が通常ですね。

以前の記事にも書きましたが、節分は旧暦の大晦日に当たります。節分の日に鬼を退治して、福を呼び込む豆まきは日本ではお馴染みですよね?厄をすっかり払って歳の神様をお招きして、翌日のお正月(立春)を迎えるのです。

立春はその年の神様が最もエネルギッシュな日とされていますし、旧暦のお正月ということで区切りも良いです。そして何よりもおめでたい日ですから、節分が終わり立春になったタイミングで雛人形を飾ることがベストだと言えます。

 

ただし、雛人形を飾るのに「絶対にこの日でなくてはならない!」というルールは特別存在しません(ひな祭りの前日だけはNGです。それについては後述します)。

家庭によっては年明けから雛人形を飾り始めるところもありますし、長い間、その年のひな祭りまで雛人形と一緒に過ごすというのも賑やかで楽しそうですね♪

桃の節句の前日に雛人形を飾ってはいけない理由とは?

先ほど、雛人形は立春の頃に準備することが理想的だけど特にルールはないのでいつ出してもOKというお話しをさせて頂きました。

しかし、唯一の例外があって、ひな祭りである桃の節句の前日(3月2日)に雛人形を絶対に出してはいけません。

桃の節句の前日に雛人形を飾ることは「一夜飾り」と呼ばれ、お葬式を連想させるので縁起が悪いとされています。女の子が結婚の時期に間に合わなくなるとも言われていますし、そうなってしまっては大変ですよね?

 

また、3月4日を過ぎても飾った雛人形をしまわないこともNGです。”雛人形を片付けるのが遅れる=婚期が遅れる”とされています。

雛人形を飾る時期には(前日以外なら)おおらかであっても良いですが、しまう時期に関してはシビアになる必要がありますね。

Sponsored Link

ひな祭りに準備するものは雛人形以外に何がある?

ひな祭りの日に、雛人形以外で用意するものは一般的にこれらのものがあります。

ちらし寿司

ちらし寿司には、長寿の象徴であるエビや将来の見通しを付けるレンコンなど、たくさんの縁起の良い食材が入っています。女の子の将来を想ってひな祭りにちらし寿司を食べる。とても素敵な意味と由来がちらし寿司にはあるのです。

はまぐりのお吸い物

はまぐりは、貝のお皿が対ならピッタリとくっつきますが、その他の貝とは絶対にくっつかないんです。ですから、はまぐりには一人の相手と永遠に仲良く暮らしていけるという、縁結びとしての意味合いで縁起が良いんですね。

菱餅(ひしもち)

ひな祭りのイメージカラーといえば、ピンクと白と緑を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?この色の組み合わせは菱餅が由来です。魔除け、清純、健康の3要素からなる菱餅は、ひなまつりの縁起物として不可欠なのです。

ひなあられ

菱餅と同じく、ピンクと白と緑から成されるカラフルなひなあられも、ひな祭りでは欠かせないお菓子の一つですよね?女の子が健康で愛らしく厄が降りかからないようにという願いがひなあられには込められています。

甘酒

ひなまつりの定番として、白酒や甘酒の存在も欠かすことが出来ないでしょう。甘酒は邪気を払い長寿になれるという由来があります。事実、甘酒にはビタミンやミネラルなどの栄養が豊富で健康や美容にも高い効果があります。

 

ひな祭り(桃の節句)は「女の子がいつまでも健やかで幸せであるように」と願いを込める大切な日です。

ひな祭りの主役である女の子が思う存分楽しめるように、お部屋に飾り付けをして、ケーキや手作りの料理を用意して、盛大にパーティーをするのも楽しいのではないでしょうか?

ひな祭りの準備についてまとめ

雛人形を出すタイミングは、立春が最も望ましいですが、前日以外であれば、神経質にこだわる必要もありません。

前日は雛人形を出す代わりに、菱餅やひなあられを買いに行ったり、ちらし寿司の具材を用意し仕込むなど、他のことをする日に充てた方が良さそうです。

何はともあれ、、女の子の健康と将来を祈り、願い、大切に想う行事であるひな祭り。

当日は、雛人形や他の縁起の良い食べ物と一緒に、賑やかに楽しく過ごしていきたいですね♪

Sponsored Link

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)