くるみ割り人形と秘密の王国のネタバレ感想。ヒロインのクララ役が可愛い

ディズニー映画の2018年最新作、くるみ割り人形と秘密の王国を観てきたので、感想を書いていこうと思います。

映像すごい!音楽すごい!ヒロインのクララを演じたマッケンジー・フォイがとにかく可愛いかった!

あらすじやストーリーは・・・うん。好きな感じでしたよ、少なくとも私はすごく。笑

いつもどおり思った感想を書き綴っていく記事なので、結果的にネタバレになるような記述があると思います。ネタバレNGな方はここでページを閉じて頂けますと幸いです。

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くるみ割り人形と秘密の王国が魅せるディズニー映画の真骨頂

まず何より、ディズニー映画の最大の強みである、引き込まれるような世界観が素晴らしい。

360度の世界をグルグルと上下左右へと動き回るような躍動感と、それによる、まるでディズニー映画のアトラクションに乗っているときのような臨場感を存分に楽しむことができました。

くるみ割り人形をタイトルに冠しているということで、物語の要所要所でチャイコフスキーの作曲したバレエ曲である「くるみ割り人形」がBGMとして使用されています。ここぞと言うときに鳴り響く美しいメロディ。これも演出として非常にポイントが高い!

 

主人公の女の子が異世界に迷い込むという「不思議の国のアリス」のような導入や、「スター・ウォーズ」や「トイ・ストーリー」を彷彿とさせる、おもちゃの兵隊とのやりとり、ミュージカルのような歌って踊ってのシーンなど、

映画の至るところにディズニー映画ならではのファンタジックな演出が盛りだくさん。全編をとおしてディズニー要素満載な映画でした。

 

この「くるみ割り人形と秘密の王国」は、原作であるバレエ題目「くるみ割り人形」のダークサイドに迫った内容とも言えます。というか、公式トレーラーでもそのように語られています。

おどろおどろしい演出や恐ろしい悪役など、白雪姫のようなダークな演出があります。と言ってもそこもディズニーらしい演出なので楽しみながら見ることが出来ますが。

 

全体的にストーリーはトントン拍子に進みます。展開がとにかく早いです。

正直、「ここのシーンはもうちょっと丁寧に描いてほしかった」とか「え、、ここのシーンいらなくない?」とか「登場人物の心情をもう少し掘り下げて魅せればいいのに」とかの不満点もありますが(後述します)、

それはきっと私が大人になったから思うこと。

「この映画のストーリーに細かなツッコミを入れるのは野暮!」と問答無用に鑑賞者を説き伏せるだけの魅力が「くるみ割り人形と秘密の王国」にはあったように感じます。

 

決して子供だましと言うわけではなくて、ツッコミどころは全く別としてディズニー映画特有の世界観に浸らせるだけの”魔力”が「くるみ割り人形と秘密の王国」にはありました。

まあでも、やっぱり子供の頃に観た方が楽しめただろうなー・・・。

クララ役のマッケンジー・フォイがとにかく可愛い!

この「くるみ割り人形と秘密の王国」。とにかくヒロインのクララが可愛いです。パーティードレス姿やプリンセスらしい美しい装い、勇ましい軍服など様々な衣装に身を包みます。特に軍服姿のクララはめちゃくちゃ可愛かったです。

今回、クララ役を演じたのはマッケンジー・フォイという18歳の女優さんです。トワイライトにも登場していたあの子ですね。

あらら、、こんな美少女に育っちゃって、、、といった印象。

世の男性諸君は、マッケンジー・フォイ演じるクララの可愛らしい姿を拝見するだけでも元が取れると思いますよ。笑

くるみ割り人形と秘密の王国で微妙だったところ

https://www.youtube.com/watch?v=tjRhdOcz9f0

ただ・・・。

やっぱり野暮を承知でですが、薄汚れた私の感性から観てしまうと「くるみ割り人形と秘密の王国」にはツッコミどころが何箇所か目立っていたのも事実です。

その中でも、とくに「これはちょっと・・・」なツッコミどころをいくつか書かせてください。

 

バレエのシーンいる?問題

クララとシュガー・プラムが足を運んだ劇場。ここでは華やかな演出と共にバレリーナの黒人のお姉さんがバレエを踊っています。

この演目をとおしてクララは王国がこれまで築き上げてきた歴史と、現在王国がどのような窮地に陥りつつあるのか?などを知ることになるのですが・・・。

ぶっちゃけ、「このシーンいるかなぁ・・・」と思ったりもしたんですよね。

そりゃあ「くるみ割り人形」に絡めた作品なんですからバレエの演出はあった方が良いのかもしれないのですが、このシーンによってせっかくの映画のテンポの良い流れがピタッと止まった感がありました。

 

あと、バレリーナの女性はクララのお母さんを演じていたのですが、それが黒人女性だったというのも違和感。

決して人種差別的な意味ではなくて、だってクララは白人の女の子だし、クララの回想に登場するお母さんも白人女性です。どうして黒人女性をバレリーナとして起用したのか?という疑問はありました。

 

そして、エンドロールでも男女の黒人がそれぞれ絡み合いながら優雅にダンスを踊ります。

映画の主要キャラクターが踊るならこのエンドロールにも意味があると思うのですが、特に男性なんて劇中に出てきたわけではないのに「なんであんた出てきた!?」感はあります。

この妙にシュールなバレエのシーンで、せっかくの楽しげなファンタジーの世界から一気に現実世界に引き戻された感があります。。。

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クララが結構ブレブレ問題

例えばラストのどんでん返し。シュガー・プラムがマザー・ジンジャーに対して、「生命ある者をただの人形に変えてしまうビーム」を放つシーン。

クララ「やめて!そんなことは(亡き王女である)お母さんの望みじゃない!」

クララの制止もむなしくビームを発射するシュガー・プラム。

 

けれどもクララが予め施しておいた細工によって、マザー・ジンジャーを捉えるはずだったビームの弾道はシュガー・プラムに。それによってシュガー・プラムはただの人形に戻り、王国には平和が戻るのでした

・・・ってコラ!

お母さんの望みじゃないはずの、「生命ある者をただの人形に変えてしまうビーム」を容赦なく敵にぶつけて纏めてしまうあたり、クララの恐ろしさを感じました。

まあビームを撃たなければ誰も人形化してしまわなかったので悪いのはシュガー・プラムだったのですが、その前までの優しい説得に反して、クララちゃん怖い。。可愛いけど怖い!

 

このコロコロと変わるクララの表情って、けっこう劇中でも発揮されていて、

物事を後悔しているのところに一言二言フォローを貰ったらすぐに立ち直ったり、その数分後には自暴自棄状態になっていたり、そのまた数十秒後には「ごめんなさい」と反省し出したり、とにかく慌ただしい印象を受けました。

「なんか、もう少しクララの心の内面に切り込んで丁寧に描いてほしい」とも思ったかな。あれではクララのキャラクターがブレブレな印象を受けるし人や状況にすぐ左右される自分の軸がない女の子として映ってしまいます。それは勿体無いかなぁ・・・。

 

・・・ということを考え出すのも、野暮と言えば野暮なんですけどね。。

くるみ割り人形と秘密の王国の感想まとめ

上記に書いたような不満も何点かは確かにありましたが、けれども全体をとおして「くるみ割り人形と秘密の王国」は、ディズニー映画として、とてもほっこりした気持ちにさせてくれる暖かなファンタジー映画だと思いました。

クルクルと目まぐるしいストーリー展開や、クララの意見や心境がコロコロ変わるところも、子供向けの映画と考えるならそれはそれでテンポが良かった。

ディズニー映画の真骨頂であるファンタジー要素がふんだんに詰め込まれている「くるみ割り人形と秘密の王国」。久しぶりに満足といえる映画を観たような気がします。

 

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