夏バテになると、お腹がすかなくなって食欲がない状態が続くという経験をされたことのある方はすくなくないかもしれません。
なぜ、夏バテになると食欲不振になってしまうのでしょう?そもそも、人はどうして夏バテになってしまうのでしょう?夏バテで食欲がないときでも食べられるおすすめの料理は何なのでしょうか?
今回の記事では、夏バテのメカニズムについてや、夏バテ対策や改善のために是非とも食べたいおすすめの夏野菜料理や水分の摂取の仕方などについて書いていきたいと思います。
夏バテでお腹が空かないのはなぜ?原因をまず突き止めよう!
夏バテで食欲がないとき、効果的な食べ物や飲み物についてお伝えする前に、まずは簡単に「夏バテになる原因と食欲不振になる原因は何なのか?」ということをお話しさせてください。
なぜ、私たちは夏バテになり、なぜ夏バテになると私たちはお腹が空かなくなってしまうのでしょうか?
夏は気温が高く、身体の中に熱がこもりやすい季節です。そこで身体はこもった熱を体の外へ吐き出そうと頑張ってくれます。この身体のはたらきを恒常性維持機能(ホメオスタシス)といいます。
ところが、気温が高いからと、冷房をガンガンに効かせた部屋で長時間過ごしたり、偏った食事や冷たい飲み物を連続的に摂取したりという生活が続くと、そのホメオスタシスが正常に働かなくなり、自律神経のバランスが乱れてしまいます。これが夏バテの原因です。
また、自律神経が乱れることは、胃腸の機能低下にも繋がります。これが夏バテによって食欲不振になってしまう原因です。
胃腸と自律神経とは強い相関関係にあります。
つまり、自律神経の乱れずに整った状態を維持できれば夏バテを防ぐことができますし、夏バテになってしまっていても、自律神経を整えることで改善することができるんですね。
そうすれば、胃腸の機能や、ひいては食欲も元の正常なはたらきを取り戻してくれるのです。
ですから夏バテ対策の食事も、自律神経を整えるという観点からも献立をチョイスすることが大事なんですね。
夏バテ対策におすすめな夏野菜の料理は?
夏バテ対策や改善をする上おすすめの食べ物は、何と言っても夏に収穫される夏野菜です。
夏野菜は沢山の種類があり、ざっと挙げるだけでも、キュウリ、なす、とうもろこし、ピーマン、モロヘイヤ、かぼちゃ、ゴーヤ、オクラ、ズッキーニ、トマトなどがあります。
これだけ種類が豊富なのですから、せっかくなら1回の食事でなるべく多くの夏野菜を食べたいですよね?
私がおすすめなのは、夏の料理の大定番、カレーです。なす、とうもろこし、かぼちゃ、トマトなど実に様々な野菜をいっぺんに身体の中に取り入れることができます。
また、カレーに含まれるクミンには食欲増進や消化促進の効果があります。加えて胃腸内にガスがたまることも防いでくれたりと、夏バテのお腹がすかない状態に対して、とても頼もしいパートナーになってくれるでしょう。
この様々な効果から、カレーはしばしば「食べる胃薬」とも呼ばれています。これに、夏野菜の栄養素が加われば百人力ですね!
また、きゅうりやなすを使ったサラダや漬物もおすすめです。
きゅうりには身体にこもった熱を排出し、体を冷やす効果がありますので夏バテ対策にも積極的に取り入れたい野菜ですね!
また、ナスには身体を冷やしてくれることに加え、疲労回復の効果もあります。こちらもきゅうりと同じく沢山食べたい野菜の1つです。
他には、トマトとズッキーニを中心としたスープもおすすめです。スープなら消化にもいいですし、咀嚼の回数が少なくて済むので、食欲が沸かないときでも安心して食べられますね。
夏バテの対策には水分補給をこまめに!
また、夏は気温が高く大量に汗をかきやすい季節です。当然ながら汗をかくと水分はどんどん失われてしまい、これも夏バテの原因に繋がります。
ですから、不足しがちな水分をしっかりと補給するようにするのも、夏バテの防止や改善には是非とも必要なことですね。
水分補給のコツは、こまめにスピーディーに飲むことです。
一度に大量に飲んでしばらくおいて、また一度に大量に飲んで・・・という飲みだめは後述する水中毒のおそれもありますのでおすすめできません。
適量の水をなるべく多い回数に分けて、サササッとこまめな水分補給をすることが大事です。
摂取する水分は、ミネラルウォーターはもちろんOK。
あとは夏野菜の定番でもあるトマトを用いたトマトジュースもおすすめです。トマトには夏バテ防止作用がありますし、水分摂取とトマトの栄養を同時に吸収することができるのは大変効率がいいですね。
ただし、水分を極端に摂りすぎると、血液中のナトリウム濃度が低下して水中毒になってしまう可能性があります。
こうなってしまわないために、水分と並行して塩分を摂取することも忘れないようにしたいところですね。
私は、夏の水分摂取には、いつもポカリスエットなどのスポーツドリンクを2倍に薄めたものを飲むようにしています。
スポーツドリンクなら、水分と塩分、ナトリウムを一度に摂取できますし水中毒のリスクを抑えることができます。もしくは塩飴や梅干しなどで塩分もしっかり補いながら、水を飲むようにしましょう。
また、黒砂糖も汗で失ったミネラルを効率的に補うことができるので、良いと思います。
この記事のはじめにも書いたように、夏バテの原因は自律神経の乱れにあります。
自律神経を整える意味で、当ブログで折に触れておすすめしている、黒糖を加えたはちみつ生姜紅茶は、素晴らしい効果を発揮してくれます。
夏バテのときにおすすめな食べ物や料理まとめ
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冷房の効きすぎた部屋や、偏った食事など、現代社会では夏バテの原因が数多く潜んでいます。
夏バテになると、身体のあちこちに支障をきたすことになりますし、できる限り原因を遠ざけたいものですね。
けれども、そんなおそろしい夏バテに対抗できる頼もしい野菜も数多くあります。
夏野菜をふんだんに含んだ美味しい料理やこまめな水分補給で、今年の夏も元気に乗り切りましょう♪
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