お守りを他人にあげることをダメだという意見を、あなたも一度は聞いたことはあるのでしょうか?
もちろん、お守りをもらって嬉しいと良い気持ちになる人もいるし、重いと迷惑に思う人もいるし、もらう側の心理は人それぞれですが、
どういった基準でお守りを渡した方が良いか?あげてはいけないか?を判断すればいいのでしょう。
また、もらったお守りの効果やご利益について、上がる下がるなど変化を気にする方も多いようですが、実際はどうなのでしょうか?
今回の記事では、そんなプレゼントとしてあげる場合のお守り事情について、書いていこうと思います。
お守りを他人にあげるのは重いからダメ?
神社で販売されている、色とりどりのお守り。合格祈願や安産祈願、病気平癒など様々なケースに応じたご利益が込められています。
そうなると、まさに受験を控えていたり妊娠していたり、知り合いの人にお守りをプレゼントしたくなることもあるでしょう。相手が親しい関係の方ならなおさらだと思います。
初めに言っておくと、お守りを人にあげること自体には何の問題もありません。
よく「あげるお守りはご利益が下がる」とか「すでにお守りを持っている場合、神様どうしが喧嘩してしまう」なんて話しを耳にすることもありますが、実際はそんなことありません(ご利益については後述します)。
ただし、お守りをもらって嬉しい気持ちになる人もいる一方、「重い・・・」と感じる人も少なくないと聞きます。
もちろんプレゼントですから露骨に迷惑そうな表情をする人はいないと思いますが、困る人は一定数いるのではないでしょうか?
最終的には、もらった本人がどう感じるか?というところが最も大切な気がしますね。
そして、もらった相手が嬉しいと感じるか困るかは、もらったお守りの種類にもよるでしょう。
たとえば、受験を控えていて勉強に勤しむ学生さんに合格祈願のご利益があるお守りを渡すことは、相手のモチベーションアップに繋がるし嬉しい場合が多いでしょう。迷惑に感じる人は滅多にいません。
今まさに、病気と戦っている最中の大切な方に病気平癒のお守りを渡す場合も、「私の体調を気遣ってくれて嬉しいな」と感じる方が多いと思います。わざわざ神社に足を運んでお守りを贈ってくれることそのものに励まされることと思います。
もちろん、それもケースバイケースで、「お守りの力がないとこのままじゃダメなの?」とプレッシャーを与えてしまうほど相手の方が精神的にデリケートになってしまっている場合は、
お守りをもらうことに対して「重い」と感じてしまうかもしれません。そこは、相手の置かれている状況と相手の心境について繊細に判断する必要はあるでしょう。
ただし、合格祈願や病気平癒のお守りをもらうことそのものに関して言えば、嫌な気持ちになる人は少なくとも私の周りにもいませんし、いたとしてもごく少数に限られるのではないでしょうか?
お守りをあげるのが迷惑になってしまう場合とは?
気をつけた方が良いのは、恋愛成就や家内安全、安産祈願のお守りを人にあげる場合ではないでしょうか?
極端な例えですが、先週大切な恋人から振られたばかりの人に縁結びや恋愛成就のお守りを渡したら、嫌な気持ちにさせてしまうことは想像に難くないですよね?
また、最近夫婦間の中が良くないと友人が言っているのを聞いて、その友人に家内安全のお守りをプレゼントすることも、相手を困らせてしまう可能性が高いです。
恋愛や家族などの「人間関係」にかかわるような問題は、当事者にしか実情が分からない場合が大半ですし、それに関連するお守りをプレゼントとして渡すことは控えた方がベターな場合が多いと思います。
お守りを渡すことで「神頼みしなければならないくらい壊滅的!?」と思わせてしまう可能性があるのでしたら渡さない方が無難です。
また、安産祈願のお守りも、相手の置かれている状況と相手の心境について繊細に判断してから、渡すべきか渡さないべきか?を判断した方が良いと思います。
相手が「無事に赤ちゃんが生まれてきてくれるに違いない!」と何の不安も抱いていない状態でしたら渡さない方がいいのではないでしょうか?
安産祈願のお守りを渡すことによって、「え・・・ダメな場合もあるの?」と却って重くなるような気持ちを相手に植え付けてしまうのでは本末転倒ですからね。
最初に書いたように、お守りを他人にあげること自体は何の問題もありません。
しかし、相手の状況とお守りの種類。この2つを繊細に汲んであげることが何よりも大切だと言えそうですね。
もらったお守りは効果やご利益が変わるって本当?
「もらったお守りの方が効果が高い」。こういう話しを聞いたことがあるでしょうか?
先述しましたが、自分で購入したお守りか他人から譲られたお守りか?で効果やご利益が変わるということはありません。
また、お守りを複数枚もっていても神様どうしが喧嘩するということもありません。日本の神様の器がそんなに小さいはずがないですから。
それ以上にお守りの効果を左右するのは、お守りや、それに宿る神様に捧げる感謝や祈りがどれだけ強いか?というところです。
感謝や祈りの気持ちが大きければ、その分お守りの効果やご利益は増幅されますし、それが小さければ効果やご利益は薄まってしまいます。
「もらったお守りの方が効果がある」と唱える人が多いのもこういう事情によるものが多いでしょう。
誰かからお守りをもらって、嬉しいと思えれば感謝や祈りの気持ちは必然的に大きくなりますから。冒頭から「お守りをあげる相手がどう思うか?」について繰り返し書いてきたのもそのためです。
ですから、お守りのご利益を相手が望んでいる場合、それを自分で買うよりもプレゼントすることでお守りの効果やご利益を倍増させることは可能ということなんですね。
逆に、「重い」「迷惑」「困る」と相手が感じてしまいそうな場合は、やはりお守りを贈るのは控えた方がいいでしょう。
まとめ
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遥か昔から、私たちを励まし力づけ、元気にしてくれたお守り。
もらう人の立場や考えに応じて、柔軟にあげるかあげないか?を判断することが重要ですね。
適切なタイミングで適切なご利益のあるお守りをプレゼントすれば、相手にはこの上なく頼もしい気持ちになりますし、感謝や祈りの気持ちが強くなる結果、お守りの効力やご利益は最大化すると思いますよ♪
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