豆まきの豆の代わりにできる食材は?赤ちゃんも安全な豆以外の代用品

節分の楽しみ方の代表いえば、なんと言っても豆まきですよね?

ですが、赤ちゃんや小さなお子さんがいらっしゃる家庭や大豆アレルギーなどの事情によって、豆まき用の豆を使えないような家庭はどうすればいいのでしょう?

豆まきの豆の代わりにできる豆以外の代用品があればそちらを使いたいこととお察しします。

今回の記事では、そんな豆の代わりに使える代用食材などについて書いていきます。

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豆まきの豆の代わりにできる豆以外の代用食材

豆まきの豆の種類は煎り大豆(ダイズ)です。

魔滅(まめ)と書くように、日本では古くから豆には邪悪なものを退ける力が宿っていると信じられていました。そんな中でも大豆はツブが大きいため鬼を倒す効果が他よりも大きいとされています。

 

とはいえ、大豆アレルギーの人にとって大豆は天敵です。いくら鬼をやっつけることが出来ても、その大豆によって何も悪いことをしていない自分まで退治されるなんて絶対に避けなければならないことでしょう。

それでは、大豆アレルギーの方が豆まきを楽しむために、たとえばアレルギー反応がでない他の豆を使うことはできないのでしょうか?

 

結論を先に言うと、できます。

むしろ東北から北海道の北の地方では「殻付きなので豆が汚れずに済む」「後で拾いやすく掃除が楽」などの理由から積極的に節分で使う豆には落花生を使っているくらいです。

北陸地方に至っては節分の豆を使う家庭は全体の半分程度しかいないとさえ言われていますしね。ですから、豆まき用の豆以外を使うことは全く問題ないと言えるでしょう。

 

大豆アレルギーの方が豆まき用の豆の代わりに使うとしたら、

・いなご豆
・ひよこ豆
・レンズ豆
・絹サヤ
・小豆(あずき)
・インゲン豆
・エンドウ豆

このあたりの豆はアレルギー反応が出にくい人が多いですし、検討されてみてはいかがでしょうか?

 

また、後述しますが、小さな赤ちゃんやお子様がいるような家庭では特に、豆にこだわる必要もないと思います。

・たまごボーロ
・コーンフレーク
・簡単にかみ砕ける小さなお菓子
・ひとくちゼリー
・みかんなどの小さな果物
・5円玉や10円玉などの小銭
・まるめた新聞紙

この辺りの子供が喜びそうなもので代用している家庭も多くみられるのが、昨今の豆まき事情です。

 

最も肝心なのは、鬼を追い出し福を呼び込みたいというその気持ちであって、気持ちさえ篭っているのなら充分に邪気払いという豆の効力は発揮できるでしょう。

そもそも「八百万(やおよろず)」というように、全てのものには魂と精霊が宿るという考え方がありますしね。

 

それでも、「もしかしたら鬼が入ってきてしまうかもしれない・・・」と不安になられるのでしたら、家の中に七福神の置物を置いたり、あるいは玄関の外に柊鰯(ひいらぎいわし)を飾るなど、他の要素を布陣に加えればOKでしょう。

福の力が強まれば鬼は眩しくて堪らなて家から飛び出して行ってしまいますし、柊鰯の効力によって家に近づくことさえできなくなります。

 

豆まきを赤ちゃんと危険なく安全に楽しむために

近年は乳幼児が床に撒かれたままの状態の節分の豆を食べて、その結果喉を詰まらせて窒息してしまうという事件も増えてきています。

その件数を受けて消費者庁「3歳ごろまでは豆を与えないように」と注意を呼びかけたほど問題は深刻化しているようです。

 

ですから、決して赤ちゃんが食べられるような場所に豆を撒かないように細心の注意をする必要があります。

消費者庁が呼びかけている以上は、年の数だけというルールを破ってでもお子様が3歳になるまでは1粒も食べさせない方が良いということですね。

 

先述した箇条書きの中にも記載しましたが、たまごボーロは赤ちゃんのいる家庭の決定版代用品として、たくさんの人から重宝されています。

崩れてしまうこともありますし、片付けは少し大変かもしれませんが、万が一の事態と対比すればそんなことは大した問題ではないでしょう。

 

また、コーンフレークを始めとした小さくて噛み砕きやすいお菓子を使うのも、小さなお子さんがいらっしゃる家庭にとっては重宝したい代用品ですよね。

実際、愛知と静岡など、福を呼び込むからという理由から節分にお菓子を撒く風習がある地域も存在するのです。

「2月3日はお菓子の日」と銘打って、家族みんなでお菓子撒きを楽しむのも節分の素敵な過ごし方だと思いますよ。

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ただし、節分が終わったらバレンタインデーはすぐそこなので、チョコレートを撒くのは控えた方が楽しみを後に取っておけていいかもしれませんね。笑

豆まきの豆を犬や猫が食べたら危険なの?

また、犬や猫を飼われている家庭でも豆まき用の大豆を使って豆まきをすることはお薦めできません。

 

生の大豆には消化酵素であるトリプシンの働きを阻害する「トリプシン・インヒビター」という成分が含まれています。これを摂取してしまうことで犬や猫の膵臓に大きな負担をかけてしまう危険があるのです。

また、大豆は消化の際に吸収されにくいオリゴ糖類を多量に含んでいます。オリゴ糖の大量摂取により、鼓腸を引き起こし犬や猫を苦しめてしまうことになり兼ねません。

もっとも節分用の豆は炒ったものを使いますから、それらの症状が軽減はされます。

ですが、近年では大豆アレルギーを持つ犬や猫が増えていると聞きます。ですから炒り豆であったとしても、犬や猫と一緒に住んでいる家庭では大豆を使った豆まきはしない方が無難といえるでしょう。

 

犬や猫用の、しかも人間が食べても大丈夫なおやつが販売されていますし、そういったお菓子を使えば、大切なペットとも一緒に豆まきを楽しむことができそうですね。

豆まきの豆の代わりについてまとめ

節分での豆まきの風習は日本古来から伝わる風習ですが、何よりも大切なのは「鬼を払い、福を招き入れたい」というその気持ちそのものです。

事実、落花生を撒くような北の方の地域や、お菓子を撒いて子供と節分を楽しんでいるような家庭は、その一年を難なく素敵に過ごせている場合が大半なのです。

せっかくの節分なのですから、家族みんなが幸せな気分になれるような、楽しい2月3日を送られてみてはいかがでしょうか?

 

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