バレンタインデーにチョコレートの由来は?日本だけで海外にないの?

バレンタインデーにチョコレートを渡す習慣は日本だけのものなのでしょうか?

アメリカやイタリアなど、海外では何をプレゼントすることが一般的なのでしょうか??そもそも、その習慣の意味や由来、歴史はどういったところから来ているのでしょう・・・?

今回の記事では、そんなバレンタインデーとチョコレートの関係について書いていきたいと思います。

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バレンタインデーにチョコレートの由来や意味って?

バレンタインデーのそもそもの由来や歴史については、以前の記事にも書いたことがありましたね。

元々は西暦269年頃に実在した、聖バレンタインさんにちなんだ行事として、「恋人のための日」として世界中で有名だということでした。

バレンタインデーの本当の意味!義理チョコや友チョコが海外にない理由

それでは、「バレンタインデーにチョコレートを贈る」って文化はどういう由来や意味があり、また歴史があるのでしょうか?

 

おそらく有名な話だと思いますが、日本でのバレンタインデーとチョコレートの関係がここまで一般化して広く浸透しているのは、元々はお菓子メーカーの販売戦略が起源になっていて、

昭和7年に老舗洋菓子メーカーの「モロゾフ」が、バレンタインデーには贈り物をする欧米の習慣を日本に紹介したのがきっかけとされています。

 

現在のような「バレンタインデーにチョコレートを女性から男性へ」というお馴染みの習慣をお菓子会社が提案し始めたのは昭和30年代に入ってからと言われています。

ただし、この頃はまだ定着するには至らず、バレンタインデーに新宿の伊勢丹で熟れたチョコレートは3日でたった数枚だったみたいですね。

 

そして昭和40年代には森永製菓が本格的な”バレンタインデー&チョコレート”の販促に務め、日本中に今のようなバレンタインデー文化が定着したのは、昭和50年代になってからということです。

バレンタインデー自体の起源が2000年近く昔であることを考えれば、チョコレート文化はわりと最近なんですね。

 

その後、平成の時代の中で、義理チョコや友チョコというカタチまで一般化され、今や2月頃のデパートやスーパーのお菓子売り場には行列で賑わうほどになったのです。

一度普及し始めると、一気に各方面へ展開する拡散力も日本のすごいところですよね。今となっては、男性から女声へチョコレートを贈る「逆チョコ」や、女性が自分自身へチョコレートをプレゼントする「ご褒美チョコ」など何でもあり状態に・・・。笑。

この「垣根やルールを飛び越えて、お祭りを全力で遊ぶ」日本人のあり方が、私は好きです。

バレンタインデーにチョコレートは日本だけの文化?

ということで、バレンタインデーにチョコレートを贈る日本の文化はお菓子会社の販売戦略によるものが由来でした。

ですが、先ほど書いたように、バレンタインデーに贈り物をする習慣は昭和7年にモロゾフが海外の文化を日本中に紹介したのが始まり。

 

つまり、日本で現在のようなバレンタインデーのスタイルが定着するよりも以前から、アメリカやイタリアなどの海外の国では、「バレンタインデーにプレゼント」という文化はあったと言うことができます。

そしてプレゼントとしてチョコレートを贈ることは諸外国でも珍しいことではないのです。

 

もっとも、これも以前の記事に書きましたが、本来バレンタインデーは「恋人の日」です。これに片思いは含まれません。

「恋人から恋人に」というシチュエーションに限定されるのが多くの国のバレンタインデーへの認識ですから、「チョコレートを渡して告白!」は日本だけの文化と言えますね。

 

また、「女性から男性へ」チョコレートを贈るのも世界的には珍しいです。韓国では日本と同じようなバレンタインデーの過ごし方がされていますが、中国では男性から女性へ贈り物をします。

アジアを抜けて欧米圏になると、ほとんどの国が「男性から女性へ」チョコレートを贈る習慣として採用しています。

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「恋人同士の日」ということで、友チョコや義理チョコ、ご褒美チョコといった文化も日本独自のものと言うことが出来るでしょう。

海外の多くのでは、日本で言うところの逆チョコが普通なのですね。

バレンタインデーにチョコレートはアメリカやイタリアなど海外でも!

男性から女性か、女性から男性かの違いこそありますが、前述したとおり、バレンタインデーにチョコレートをプレゼントする習慣は海外でも珍しいことではありません。

 

バレンタインデーの本場であるイタリアでも、プレゼントに渡すお菓子の人気ナンバーワンはチョコレートです。

イタリアは愛情表現に対して非常に積極的な国ですから、男性はチョコレートの他にも真紅のバラや香水や宝石などを女性に贈り、ディナーをごちそうしたりと、とにかく豪勢なバレンタインデーの過ごし方をするのが一般的なようですね。

 

また、キリスト教圏であるアメリカも、もちろんイタリアと同様にバレンタインデーは盛大に恋人同士で祝福し合います。

やはりここでも日本との違いといえば、「片思いは含まれない(告白イベントという認識は薄い)」「男性から女性へ」といったことが挙げられますが、プレゼントにチョコレートを渡すことが多いのは日本でもアメリカでも共通しています。

バレンタインデーの過ごし方として、アメリカとイタリアとの違いは、男性がお母さんにもプレゼントを贈ることですね。アメリカはfamily(家族)という単位をとても大切にしますから、そういった風土の違いが表れているのだと思います。

バレンタインデーとチョコレートの関係まとめ

片思い両思い、どちらからどちらへ?の差はありますが、ただ1つ言えるのは、バレンタインデーに愛する人へ贈り物をするという習慣は、多くの国で共通に認識されているという点。

そして贈り物の中でもお菓子ならチョコレートが人気という点ですね。

私は、日本独自の「告白イベント」としてのバレンタインデー文化はとても良いことだと思っています。だって、女性から意中の男性へ告白をする絶好のきっかけを与えてくれているのですから。

人と人を繋ぐ素敵なイベントであるバレンタインデー。今年も、2月14日は思う存分楽しみたいですね♪

 

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