数多くの映画のリメイク版はありますが、ことごとく失敗に終わってしまう作品がたくさんあります。
今回は、オリジナル版より成功したホラー映画をランキング形式でご紹介していきます。
10位『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド 死霊創世記』(90)
(画像引用元:www.amazon.co.jp)
1968年に公開されたオリジナル版『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』を忠実にリメイク。
とても観やすくなっておりますが、人間の醜さの強調や、ゾンビの哀れさはリメイク版でも充分伝わる作品となっています。
9位『アイ・アム・レジェンド』(07)
(画像引用元:www.amazon.co.jp)
オリジナル版は1964年公開『地球最後の男』
1971年にはリメイク1作目『地球最後の男 オメガマン』が公開されているので、ウィル・スミス版はリメイク2作目となります。
ラストはかなり賛否両論となっておりますが、とても考えさせられる作品です。
8位『SF/ボディ・スナッチャー』(78)
(画像引用元:www.amazon.co.jp)
オリジナル版は1956年公開『ボディ・スナッチャー/恐怖の街』
リメイク版である『SF/ボディ・スナッチャー』も1978年公開作品なので映像はとても古臭くなってしまうのですが、それが逆に不気味なんです。
身近な人間が徐々にクローンへと入れ替わっていく恐怖が、見ていて緊張します。
1993年にガブリエル・アンウォー主演のリメイク版がありますが、個人的な意見を申しますと「スピンオフ」な印象のある作品です。
7位『ブロブ 宇宙からの不明物体』(88)
(画像引用元:www.amazon.co.jp)
オリジナル版は1958年公開『マックイーンの絶対の危機』
人食いスライムに襲われる映画なのですが、容赦ない描写とユーモアたっぷりなストーリー。
テンポ良い展開ですので、一気に観ることができます。
6位『ヒルズ・ハブ・アイズ』(06)
(画像引用元:www.allcinema.net)
https://youtu.be/dZdBsjXQYAU
オリジナル版は1977年公開『サランドラ』
展開はオリジナル版を踏襲しつつ、現代的にアレンジした作品になっています。
救いようのない展開が、返ってリアルさを増す物語です。
5位『ドーン・オブ・ザ・デッド』(04)
(画像引用元:www.amazon.co.jp)
オリジナル版は1978年公開『ゾンビ』
ジョージ・A・ロメロ監督信者である私は、リメイク版を最近まで観ていませんでした。オリジナル版を超える、もしくは同等に面白い作品ができるわけないじゃないか!と、偏った考え方をしていました。
このリメイク版『ドーン・オブ・ザ・デッド』を観て、そのダメな考え方をやめたキッカケになったぐらいとても楽しめた作品でした。
こちらもやはり現代風にアレンジされているので、とても観やすくなっています。
避難場所はやはり「ショッピングモール」が最強です。
4位『モールス』(10)
(画像引用元:morse-movie.com)
オリジナル版は2008年公開『ぼくのエリ 200歳の少女』
こちらの作品は、オリジナル版とリメイク版両方観ていただきたいです。
純愛と葛藤と残虐描写が入り混じった、とても切ない物語です。
ホラー映画苦手な方にオススメできる作品。
3位『ザ・リング』(02)
(画像引用元:www.amazon.co.jp)
オリジナル版は1998年公開『リング』
日本映画のリメイク版として、当時かなり話題となりました。
日本版の怖い要素を抜いてしまったようなストーリーではありますが、オカルト要素やサスペンス効果が効いている展開が、オリジナル版とは違う恐怖を演出しています。
2位『遊星からの物体X』(82)
(画像引用元:www.amazon.co.jp)
オリジナル版は1951年公開『遊星よりの物体X』
エイリアンが犬や人間に寄生していく要素を強調し成功したリメイク版。
目の前にいる仲間は敵なのか味方なのかわからなくなる展開は、何度観ても手に汗握る興奮。
最後まで生き残ったのは本当に「人間」だったのか・・・。とてもラストが気になって仕方ない作品。
1位『『ザ・フライ』(86)
(画像引用元:www.amazon.co.jp)
https://youtu.be/nVklS1SUI3Y
オリジナル版は1958年公開『ハエ男の恐怖』
ある科学者の悲劇を描いたSFホラー映画。
こちらは見た目はグロいのですが、とても悲しいお話なのです。
ホラー映画で目頭が熱くなる作品はなかなかないと思います。
まとめ
『リメイク作品で成功した史上最高のホラー映画ランキング【洋画篇】』、いかがだったでしょうか。
今回ご紹介したのは、オリジナル版を尊重し敬意を払って作られた作品ばかりだと思っています。
筆者のように、頑なに「リメイク版」を拒むようなことをすると、素敵な作品を見逃してしまう可能性がございますのでご注意ください。
【記事:ジョージ・A・ロメ子】
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