天気の子の新海誠が影響を受けたであろうセカイ系作品 最終兵器彼女

新海誠監督の最新作アニメ映画、天気の子が去年は大ヒットしましたね。

そのことの影響か、今、再注目を浴びている漫画があります。「最終兵器彼女」という漫画です。

アニメ化や実写映画化もされた有名作品ですので、タイトルだけでも聞いたことのある方は少なくないのではないでしょうか?

 

最終兵器彼女は「エヴァンゲリオン」や「イリヤの空、UFOの夏」と並ぶ、セカイ系と呼ばれるジャンルの作品で、新海誠監督にも大きな影響を与えた作品とされています。

今回の記事では、新海誠さんに絶大な影響を与えたであろう、最終兵器彼女について書いていきたいと思います。

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セカイ系の代表作である最終兵器彼女とは?

 

※最終兵器彼女の愛蔵版。連載当時よりも絵のタッチが丸く柔らかいものになっていますね。花と奥たんのような。。。こちらの絵柄も好みです♪

 

最終兵器彼女のあらすじをWikipediaから抜粋しました。

北海道のある街で暮らすシュウジとちせ。ちせは以前から好意を抱いていたシュウジに告白、そのぎこちない交際は交換日記から始まり、二人は静かに愛を深めていく。

しかし、ある日、謎の「敵」に街が空襲される。戦火から逃げるシュウジが見たのは、腕を巨大な武器に変え、背から鋼鉄の羽根を生やし「最終兵器」と化して敵と戦うちせの姿であった。

戦争が激化していくにつれ、ちせは力が暴走していき、肉体も精神も人間とはほど遠いものとなっていく。

一方、シュウジの周りでは親友や女友人、先輩たちが次々に戦禍で故人となっていく。

壊れていく世界。壊れていく愛。シュウジはちせを連れて街を出る。

ラストシーンは、原作版・アニメ版・映画版ともに全く違う内容である。

恋人同士というごく少数の単位の人間のかかわり合いがきっかけで、何かの事件が起こり、やがて人類や世界全体に影響を及ぼすような大きな事態に発展していく。

以上がWikipediaからの抜粋ですが、こんなストーリー展開がセカイ系の典型的な特徴です。

 

たとえば、天気の子のヒロインである陽菜が、晴れ女の力を酷使した結果消えてしまいます。

そして主人公の帆高は、陽菜を現世に呼び戻すために奮闘。結果、陽菜を救い出すことと引き換えに世界を雨の降り止まない状態へと改変させます。

 

天気の子なら、まだ「世界中が雨止まなくなった」くらいで済むのですが(あれって世界中なのか?日本だけなのか?陽菜の住む街の周辺だけなのか?は不明ですが)、

最終兵器彼女は、主人公シュウジのある決断と行動によって、人類は(本来よりひと足早く)滅亡へと向かうことになります。

 

こんなふうに規模や影響力の大小はあれど、この「たった1人の命と引き換えに世界に大きな損失を与える」という展開は、セカイ系あるあるだったりします。

J-POPのヒットチャート上位の曲などによく見られる「たとえ世界中を敵に回しても君を愛し君を守る」といった歌詞の内容を、掛け値なしに実行してしまうのがセカイ系の定義の1つと言えるでしょう。

そして、天気の子と最終兵器彼女のラストは共に、2人という最小単位のコミュニケーションが、やがて世界を巻き込む大事件に向かっていくという点で酷似しています。

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酷似しているからどうということはなく、私は新海誠の大ファンで、天気の子は映画館で4回観たくらいのめり込んだ作品です。

また、最終兵器彼女の原作者の高橋しんさんの大ファンでもあって、トイレに、枕元に、机に備え付けてある本棚に、、目につくところに必ず彼の漫画を置いているくらいです。

両者とも、また両作品とも大好きですが、ただ「天気の子って最終兵器彼女彼女に似てるよね」という純粋な感想が今回の記事のテーマだったりします。

なので内容のあるようなことは今日は書いてません。笑

新海誠さんの娘の名前が最終兵器彼女すぎる

また、新海誠監督には娘さんがいらっしゃいます。子役の新津ちせちゃんです。

2019年に「Foorin」のメンバーとして「パプリカ」という曲を大ヒットさせたこともあって、もはや売れっ子タレントさんですよね?

https://youtu.be/T0valuAksuo

ちなみに、最終兵器彼女のヒロインの名前は「ちせ」といいます。これは間違いなく偶然ではないでしょう。

最終兵器彼女を観るなら、アニメと原作と実写どれがおすすめ?

新海誠監督の娘さんの名前がちせちゃんだと知っただけで、踊りだすほど嬉しい気持ちになってしまうくらいに最終兵器彼女にどっぷりハマった私ですが、

正直、私がおすすめできる最終兵器彼女の作品は漫画だけです。

アニメも個人的に微妙ですし、実写映画に至っては違う意味で泣きそうになりました。綾瀬はるかさんが可愛かった以外の感想が出てきません笑。それ以外の感想を述べると毒を吐き続けることになりそうなのでやめておきます。。

セカイ系と天気の子と最終兵器彼女とまとめ


前述したとおり、セカイ系の作品には「たとえ世界中を敵に回しても君を愛し君を守る」という大義が主人公に課されるストーリー展開が多いのが特徴で、

そのため10〜20代の若者から絶大な支持を得る反面、「主人公があまりに身勝手過ぎる」と大人の方からは反感を買うことが多々あります。

無邪気に人を愛し、無邪気に世間を困らせる。この徹底したイノセント感が賛否の分かれるところなのは明白です。

 

しかし、君の名は。があれだけの大ヒットを記録し、続く天気の子も観客動員数1,000万人を突破するという事態になり、さらに最終兵器彼女が再注目を浴びる昨今。

セカイ系という枠組みを外して考えても、今、世の中の人々が無邪気に人を愛し愛されることを渇望しているからこそなのかもしれませんね。

 

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