潜在意識を書き換えることで人生が成功するというのは真実です。また、潜在意識に願いを届けるためにはアファーメーションという言葉を使ったはたらきかけが効果的というのも本当のこと。
けれども、いざアファーメーションを唱えようとしても、書き換えがうまくいかないことってありませんか?
今回の記事では、潜在意識を書き換えるのが難しいと思ったときに実践してほしい、寝る前アファーメーションとそのコツや正しい届け方について書いていきたいと思います。
潜在意識を書き換えるのが難しい理由
「いざ潜在意識を書き換えよう!」とアファーメーションを唱えたり、なりたい自分になったときの姿を想像しても、効果がないと悩む方は少なくありません。
効果のない理由は簡単で、アファーメーションの内容を顕在意識が疑ってしまっているからです。
アファーメーションは原則として、「将来なりたい自分の状態を現在進行系として唱える」ことが大前提になります。「私は今、豊かだ」「今、お金持ちだ」「今、愛されている」といったように。
ところが、それを言葉にして潜在意識に届けようとすると、心のどこかで普段の意識である顕在意識がアファーメーションをブロックしようと働きます。
「いやいや、豊かではないでしょ」「お金持ちじゃないでしょ」「愛されてないでしょ」と、現実的に客観的に自分の状況を判断して否定してしまいます。
もちろん、このついつい思い浮かんでしまう顕在意識の現状認識やアファーメーションへのツッコミが悪いわけではありません。
「私には翼が生えている」と思い込んでビルの屋上から飛び込まないようにしてくれるのも、「時速100キロの車にぶつかっても平気だ」と高速道路に飛び込まないようにしてくれるのも、顕在意識の冷静な分析と判断のおかげです。
ただし、その顕在意識の現実主義なところがアダになって、潜在意識にまでなかなか言葉を届けさせてくれないのは確かに困りますよね?
そこで、私がおすすめしたいのは、あなたの中の顕在意識と潜在意識が入れ替わるその瞬間に立ち会い、そこでアファーメーションとして潜在意識に言葉を届ける方法です。
潜在意識を書き換えるなら抵抗のない時間に言葉を
日中活動している状態のときは、顕在意識が主に活性化しています。顕在意識は冷静で客観的な判断をするクセがありますから、顕在意識が活性化しているときにアファーメーションを届けるのが得策でないことは先ほど書いたとおりです。
とはいえ、顕在意識が完全にフェードアウトして潜在意識が活性化しているときに、アファーメーションを唱えることは不可能です。それは完全に眠っているか気を失っている状態ですから。
顕在意識と潜在意識が入れ替わる瞬間とは、ずばり眠りにつく直前です。この瞬間、少しずつ顕在意識が遠のき、代わりに潜在意識が心の表面にあらわれます。この瞬間を狙って潜在意識を書き換えるのが効果的です。
「歴史は夜作られる」なんて言葉がありますが、これは何もかの名作映画のタイトルのことだけではなく、額面通りの言葉としてもそうだと思います。大いなる発明や作品の多くは布団の中で発想されることが多いのです。
眠りかけのウトウトした状態のときにパッとアイディアが思い浮かんだという話は沢山あります。
また、眠りから覚めたばかりのときも、潜在意識が活性化している状態であることが多いです。
ビートルズのポール・マッカトニーが家で睡眠中に夢の中で流れたメロディを基に作った曲が「イエスタディ」だったという逸話はあまりにも有名ではないでしょうか?
睡眠の直前と直後は、潜在意識と顕在意識の2つの意識が、バランス良く同居する瞬間です。
昼と夜が同時に存在する夕暮れ時や夜明け前のような僅かな時間ですが、このタイミングでアファーメーションを唱えない手はありませんよね?
とはいうものの、起きた直後のまだ意識がしっかりしていない状態の中、アファーメーションの言葉を唱えるのは至難の業でしょう。「あ、そうだ!起きたタイミングで潜在意識を書き換えなきゃ!」と思った頃には、ばっちり顕在意識も目を覚ましていたりします。。
やはり実践的なのは、眠る直前に潜在意識の書き換えのための言葉を唱えることでしょう。そうすれば潜在意識に願いを届けたまま眠りにつけますし、前夜の顕在意識のメモリーが残っているので、必然的に起きがけにもアファーメーションを自然に唱えやすくなります。
潜在意識の書き換えにイライラは禁物!
眠りにつく直前を狙ってアファーメーションを唱えることが、潜在意識の書き換えをおこなう上で最も効果的であることはお分かり頂けたと思います。
ここで1つ注意点があるのですが、いくら寝る前に言葉を潜在意識に届くのがいいからと言っても、気合いを入れて一生懸命にそれを実践してしまってはよくありません。
アファーメーションで潜在意識を書き換えるコツは、リラックス状態でいることです。リラックスして気持ちのいい状態。幸福感を味わっている状態で唱える言葉こそ潜在意識に届きやすいのです。
お金の話で申し訳ないのですが、たとえば「私は年収1000万円を稼いでいます」というのがあなたのアファーメーションだったとしましょう。
アファーメーションとは、現在進行系で唱えるのがポイントというのは前述のとおりです。「現在進行系=すでに1000万円稼いでる状態」ということです。
本当に現在進行系で、年収1000万円を稼いでいる人が、「稼いでます!!!」と気合いたっぷりに主張するでしょうか?
あるいは、必死になって潜在意識に「届け届け!!」とやってしまうと、せっかく眠りかけだったのに、身体もだんだん目が冴えてきて顕在意識が「ほんとにぃ〜?ほんとに1000万円稼いでるのぉ〜??」と姿を表してしまうかもしれません。
潜在意識に言葉を届ける際、メガホンで大声で叫ぶような叫び声はNG。潜在意識と対話するのに適切なのはやさしいささやき声です。
そして、そのささやき声を潜在意識に届けるためには、気持ちよく心の底からリラックスした上での、眠りかけの状態でなければいけません。
とは言っても、イライラを自力で手放すのは難しいですよね?
なかなかやさしく潜在意識にささやきかけるような穏やかな気持ちになれないときは、アロマや音楽などの睡眠環境を整えるグッズを用意して、リラックス状態になることを手伝ってもらうことも効果的だと思いますよ。
潜在意識を書き換えるための言葉を唱える方法まとめ
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よく言われることとして、潜在意識の世界は愛でできています。優しくリラックスした状態での語りかけが、潜在意識に願い事を届ける最大のコツだったりします。
顕在意識の抵抗の少ない、眠る直前のウトウトした&リラックス状態のとき、あなたが今一番なりたい状態をイメージしながら、あなたの潜在意識とやさしい会話をしてあげてくださいね♪
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