1月11日を迎え、ついに鏡開き!と思いきや、鏡餅にビッシリとカビが生えている・・・。
あなたも一度は、こんな経験をしたことがあるのではないでしょうか?
今回の記事では鏡餅にカビが発生するのを防ぐための方法をいくつか紹介していこうと思います。
鏡餅にカビが生えるのを予防するための方法とは?

それではさっそく、鏡餅のカビ予防作戦を3つ紹介しますね。
3つとも組み合わせて活用することで効果が高まりますので、是非ご活用されてみてください!
焼酎を染み込ませたキッチンペーパー作戦
もっともポピュラーな鏡餅のカビ対策の方法として、焼酎を使う方法があります。
焼酎に含まれるアルコールは、カビの天敵です。それはエタノールやパストリーゼなどのアルコール類が、カビ防止剤は除菌スプレーの原料として使われていることからも明らかでしょう。
ただし、鏡餅は食べ物ですから、消毒用のアルコールをまぶすわけにはいきませんよね?
消毒用のアルコールには、エタノール以外の臓器に悪影響を及ぼしてしまうような人体にとって有害なものが含まれている場合も多いですから。
なぜ焼酎か?というと、日本酒やウォッカなどと違って比較的安い値段で手に入れることが可能という点と、匂いが少ないので鏡餅にアルコール臭が移りづらいという点が挙げられるためですね。
用意する道具は、焼酎とキッチンペーパー、ゴム手袋の3つだけでOKです。
まず、ゴム手袋をし、焼酎をキッチンペーパー全体に薄く染み込ませます。あとは焼酎が染み込んだキッチンペーパーで鏡餅を撫でるように優しく拭いていきます。
これだけで鏡餅にカビが発生する可能性を、一定数下げることが出来ます。
お餅とお餅が重なり合っている隙間の部分は、とくにカビが生えやすい場所だったりしますので入念に拭いてあげてくださいね!
からしかわさびを鏡餅と添い寝させる作戦
冷蔵庫の中にある、からしやわさびを使って鏡餅のカビ発生を予防することもおすすめです。
からしやわさびの辛さの元はアリルイソチオシアネートという成分です。この成分には、抗菌作用があり、食材がカビるのを防ぐためにも利用することが可能です。
やり方はとても簡単!チューブ入りのからしかわさびを、アルミのカップに入れます。そのからしかわさびが入ったアルミカップを鏡餅の近くに置いてあげる。これだけで効果があります。
また、先ほど書いたようにお餅とお餅の隙間の部分は特にカビが生えやすいです。
隙間の部分には粉わさびを和紙などで包んで、それを隙間に挟み込ませておくのが良いでしょう。
割り箸ソードで勇敢にカビの原因と戦う作戦
別の記事でも書きましたが、カビが発生する最大の原因の1つは水分。つまり湿気です。
この湿気を取り除くことが出来れば、その分カビの発生率を軽減させることが出来ます。
けれども季節は冬。外は乾燥していますが室内は暖房などの影響も手伝って、それなりに湿気が充満しています。
とは言うものの、正月の間ずっと窓を開けて暖房を切って風の通りを良くしておくわけにはいきませんよね?寒いですから・・・。
そこで役に立つのが割り箸です。割り箸を下の段のお餅の下と、上の段のお餅の下に敷いてあげます。(なんかややこしい書き方ですみません汗)
こうすることで、お餅に空気の通り道を確保することが出来ます。前述したからしかわさび作戦と併せて活用することでさらに高い効果を発揮します。
これら3つの作戦を重ね合わせて、鏡餅にとって居心地の良い空間づくりをしてあげてくださいね!
鏡餅のカビを100%防止することは出来ない!?
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しかし・・・上記に挙げた防カビ作戦を全て併せて使っても、残念ながらカビの発生を100%防ぐことは出来ません。
本来、お餅はカビが生えやすい要素をたくさん含んだ食材なので、カビが生えてしまうのはある意味自然で仕方のないことだと思います。
また、カビの生えたお餅は食べてはいけません。勿体無い気もしますが、どんど焼きに持っていくなど適切に処分しましょう。
そのことについては別の記事にも書いていますので、良かったらご参考にされてみてください。
鏡餅はカビが生えない防腐剤入りのものじゃダメなの?

ここまで書くと、あなたは「鏡餅ってカビが生えたり何だか取り扱いが面倒だなぁ」と感じられるかもしれません。
たしかに、せっかく一生懸命カビ対策をしたのにそれでもカビが生えてしまう可能性があるなんて、、と思うだけで嫌な気持ちになりそうになるのも分かります。
それならば!と防腐剤や防カビ剤が生えている鏡餅を購入したくなるのではないでしょうか?
ですが、防腐剤や防カビ剤が入っている食品を買って済ますのは、個人的におすすめ出来ません。
防腐剤や防カビ剤というのは天然のものではなく、中には発ガン性物質が含まれているものも確認されています。も
ちろんメーカーさんも大量に防腐剤や防カビ剤を入れるようなことはしていないでしょうが、食べる量が増えるのに応じて、身体に悪影響を及ぼす可能性は上がります。
特に化学物質に抵抗力があまりない小さなお子さんがいる場合は、とくに防腐剤や防カビ剤入りの鏡餅は食べさせない方が良いと思います。
そもそも、化学物質や添加量が入っていないような美味しい食材であればあるほど、カビは生えてしまいやすいのです。
カビだって生き物ですからね。彼らは生きていくために鏡餅を食べるのです。そして「カビと一緒にするなよ!」と思われると申し訳ないですが、私たち人間もカビと同じ生き物です。
カビが生えなくなったり死滅してしまうような成分が入った食材が私たちの身体に良いわけがないのです。
鏡餅にカビが生えやすいのは正常な食べ物である証拠、身体に美味しい食べ物である証拠なんですね。
・・・と言っても、カビが生えてしまったらその鏡餅は食べることは出来ないのは、何とも悲しいことなんですけど。泣
まとめ
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今回の記事では、焼酎を染み込ませたキッチンペーパー作戦、からしかわさびを鏡餅と添い寝させる作戦、割り箸ソードで勇敢にカビの原因と戦う作戦という3つの防カビ方法と、
鏡餅にカビが生えるのを100%阻止するのは難しいということ、
そして防腐剤や防カビ剤が入った鏡餅を食べるのは個人的にはおすすめ出来ないということについて書かせて頂きました。
最後に、、鏡餅にカビが生えてしまうのは、お正月の神様である歳神様からのメッセージだという説もあるようですよ。
「この部屋は暖房が効きすぎているし、菌が発生しやすくなってしまってる。今のままだと風邪を引いちゃうかもしれないから、ちょっと気をつけなよ?」
って、神様が教えてくれているというのです。優しいなあ・・・。
そう思えば、鏡餅にカビが生えたことがただのショックな出来事ではなく、感謝して改めることの出来る実りある一幕に変えることが出来そうですね♪
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