レスポールをはじめとする、ギブソン社のギターをこよなく愛するギタリストについて、洋楽邦楽問わず、あれこれ語っていこうという記事です。
ギターブランドのレジェンド、ギブソンが破産法申請!?
2018年5月、ギター老舗であるギブソン社が、破産法申請により不採算事業から撤退したことは衝撃でした。
きのこの山とたけのこの里ではありませんが、ギタリストはいつの時代も「フェンダー派」と「ギブソン派」に分かれ議論を展開します。
まさに、ギターメーカーの代表格であり、フェンダー社と2台巨頭として、常にギターキッズの話題の中心にいたギブソン。
今回の記事では、ギブソンギターをこよなく愛する、国内外の名ギタリストについて、思いつくままに書いていこうと思います。
■ロバート・ジョンソン
キース・リチャーズ、エリック・クラプトンら多くの後世ギタリストにに多大な影響を与えたロック界のレジェンド。
ロバート・ジョンソンの相棒として、常に彼と共にブルースを奏で続けていたのが、Gibson L-1です。
「十字路で悪魔に魂を売り渡して引き換えにテクニックを身につけた」と語るジョンソンのギタースキルを最大限引き出してくれたギブソンギター。ロックの原点ここにあり、ですね!
■ジミー・ペイジ(Jimmy Page)
伝説のロックバンドレッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)のギタリスト、ジミー・ペイジ。
当時あまり有名ではなかったレスポールギターの知名度を、世界中に知らしめた張本人でもあります。
(「ジミヘン=ストラト」の逸話のレスポール版ですね!)
彼の奏でる泥臭くも煌びやかな、艶のあるギターサウンドは瞬く間に世界中のギター小僧を虜にしました。同時に、これがGibson伝説の初まりでもあったんですね。
■エース・フレーリー(Ace Frehley)
言わずと知れたKISS(KISS)のギタリスト、エースフレーリー。
自身のシグネチャーモデルのレスポールが存在するほど、ギブソンギターとエースフレーリーとは切っても切れない関係にありますね。
色気に満ちた、どこまでもブルージーなKISSのバンドサウンドをずっと支え続けてくれたレスポールサウンドは、もはや国宝級と言っても良いくらいです。
■ゲイリー・ムーア(Gary Moore)
「泣きのギター」として知られるゲイリー・ムーアも、ギブソンギター愛好家の一人。
彼の場合は、80年代までのハードロック期と、90年代以降のブルース期に活動歴が分けられると思いますが、
特に90年代以降のゲイリー・ムーアの泣きのブルースと、レスポールとの相性は抜群ですね。1959年製のレスポールをメインに使用しています。
■松本孝弘
日本を代表するロックバンド、B’zのギタリスト、松本孝弘。日本人で唯一、本家ギブソン社からシグネチャーモデルのレスポールが販売されているギタリストですね。
ギブソンのレスポールと聞いて、真っ先に彼のフェラーリイエローのレスポールの存在を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?
元スタジオミュージシャンなこともあり、どんなプレイも弾きこなすことの出来る松本さんですが、彼の奏でる大陸的なフレーズとレスポールの相性は周知のとおりです!
■マキシマムザ亮君
もはや、ハードコアバンドの筆頭ともいえるマキシマム ザ ホルモンのギターボーカル、マキシマムザ亮君。
彼もギブソンオーナーの一人です。ギブソンのハムバッカーが持つパワフルな歪みを最大限に引き出す彼のギタープレイは観る人、聴く人が思わず息を飲んでしまいます。
パンクロック、ハードコア、スクリーモ、オルタナ、メタル、ミクスチャー、プログレなど幅広い嗜好からなされる彼のギターサウンドはギブソンギターと共にあるんですね。
■細美武士
幅広い音楽嗜好を、独自の世界観に落とし込むジャパニーズロックの最重要人物の一人でもあるエルレガーデンの細美武士。
彼もまた、ギブソンギターの使い手として有名ですね。70年代レスポールスタンダードのリイシューモデルが細美さんの現在のトレードマークですが、
2007年までも、80年代製のレスポールをずっと愛用していました。細美武士の音楽キャリアの傍らには、常にレスポールギターがありました。
まとめ
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まだまだ列挙したいギタリストが滅茶苦茶いる(冗談抜きで100名くらい)のですが、
それこそキリがなくなってしまうので、今回は、パッと思いついた国内外のギブソン愛用ギタリストを軽く列挙してみました。
また機会があれば書いて行きたいと思います。というか、書いてて楽しかったので書かせてください!笑
いずれにしても今回、破産、倒産が確定してしまったギブソン社ですが、
ギターの製造、販売が無くなってしまうわけではないようなので、その辺りは個人的に胸をなで下ろしています。
ギターって、木材で出来ているわけで、木って人間よりも遥かに寿命が長いです。
50年代に制作されたギターなんて未だに音が良くなり続けているわけですし
そういう点においても、ギブソンギターの成長はまだまだ止まることはなさそうですね。
「ギブソンギターのこれから」に幸あれ!栄光あれ!」と願わずにはいられない今日この頃です。
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