節分の由来を子供に教えるなら?鬼を怖がって泣かない豆まきのやり方

「お母さん、どうして節分には豆まきをするの?」とお子さんに尋ねられたら、あなたはどうしますか?

今回の記事では、節分の由来や歴史を子供向けに簡単に教えるためのポイントについて解説していきます。

 

また、由来や歴史を知ったことで却って子供が鬼を怖がったり泣き出してしまうこともあるかもしれません。。。

そうならないように、子供が楽しめる豆まきのやり方についても併せて解説させて頂きますね!

Sponsored Link

節分の由来を子供に教える前に、起源や歴史についておさらいしましょう

子供向けに節分の説明するときはどのように簡単に伝えたらいいのでしょう?

節分の由来について要点を掴んで頂ければ、子供に説明するときも分かりやすくなると思いますので、まずは通常通りに節分の歴史や由来について説明させて頂きますね。

節分の由来や歴史、起源

そもそも節分の由来というのは、旧暦が採用されていた昔の時代までさかのぼります。旧暦でのお正月は2月4日。カレンダーでは立春と呼ばれている日です。

そして、節分は立春の前日ですよね?つまり「節を分ける」と書いて読む通り、旧暦では大晦日にあたる日が節分になるわけです。

「節を分ける」と書くくらいですから、本来でしたら1年に4回、「立春」「立夏」「立秋」「立冬」それぞれの前日に節分があるのが本来なのですが、今は一般的には、立春の前日のみを節分と呼ぶ場合がほとんどです。

 

そして、なぜ旧正月の大晦日に豆まきをするのか?というと、昔は、節分のような季節の分かれ目には邪気が入りやすいと言われていました。

特に大晦日のような年の分かれ目にあたる日は、新年を迎える前に邪気を徹底的に追い払いたいと思うのは心情ではないでしょうか?

節分に豆を投げる理由と起源

そこで、邪気(=鬼)を払うための武器として、大豆が登場するのです。

大昔に京都の鞍馬に鬼が出たとき、大豆を鬼に投げぶつけることで鬼を撃退できたという逸話に由来しています。

豆は「魔滅(まめ)」と書いて表現されることもあって、邪気を払い無病息災をもたらしてくれるという意味が込められているんです。

 

今のような「豆まき」という行事が本格化したのは、室町時代だと言われています。節分の豆まきには600年以上の古くから伝わる由緒正しい由来があったんですね。

 

余談ですが、豆まきの他にも玄関にイワシの頭を立てている家庭ってありますよね?あれも同じような由来です。鬼はイワシの匂いを嫌うと伝えられていますので、魔除けとして重宝されているわけです。

節分の由来を子供に教えるときのポイントは?

ここまで、節分の起源を簡単に解説させて頂きましたが、ポイントは「3つ」です。

・節分は、昔の人たちの大晦日だった。
・明日から始まる新しい1年、悪いことが起きないように願う日が節分。
・鬼は豆が苦手なので、豆を鬼にぶつければ追い払うことができる。

 

また、火で炙ることで邪気を取り払った豆のことを福豆と呼びます。

福豆を年の数だけ食べて体に取り入れることで、立春からの1年間を元気で健康に過ごすことができるとされています。これが、節分に年の数だけ豆を食べる理由です。

 

これらの要素をまとめると、

「昔の人にとって、節分は大みそかだったんだよ。

明日から昔のお正月だけど、みんなで1年間を元気に過ごしたいよね?1年間元気でいるためには、悪い鬼をやっつければ良いんだよ。

鬼は豆が大っ嫌いだから豆を武器にして投げつけちゃえ!

鬼をやっつける豆は、人間にとってはパワーアップできるアイテムなんだよ。◯◯ちゃんも年の数だけ豆を食べてパワーアップしよう!」

このように要点だけを簡単に伝えれば、子供にとっても分かりやすいですし、十分に納得して力一杯、節分に参加してくれると思いますよ。

Sponsored Link

節分で子供で鬼を怖がって泣く!怖がらせない豆まきのやり方は?

由来や起源が分かったところで、子供は鬼退治のために俄然やる気になってくれるでしょう。

しかし、実際に怖い鬼のお面を被った鬼が襲いかかってきたら感性豊かな子供はたちまち怖がって泣き出してしまうかもしれません。

事実、私自身も子供の頃、学校行事での鬼の登場に泣きわめき取り乱しまくった記憶があります。笑

 

節分そのものは平安時代から続く伝統ある行事ですし、できることなら積極的に参加してもらいたいけれど、鬼が怖すぎるせいでお子さんがトラウマになってしまうようなことは絶対に避けたいですよね?

できることなら、ずっと思い出に残るような楽しい日にしたいものです。

 

だいたいの家庭ではお父さんやお母さん、ご家族の誰かが鬼役になると思います。

子供に節分が楽しい!と印象付けるためには鬼の演じ方が是非とも重要になってきます。そこでご家族の方のために、鬼の演じ方について簡単にアドバイスさせて頂きますね!

どうやったら、子供に豆まきを楽しんでもらえるか?というと、最も大事なのは「ゲーム感とエンターテイメント感」です。どちらも子供が大好きな要素ですよね?これを利用するのです。

 

まず、本格的な般若のように怖いお面を被るとそれだけで子供は引いてしまいます。エンターテイメント感は薄まり殺伐とした「ガチ感」が残ってしまいます。

これを防ぐために、スーパーで買う節分豆にセットで付いてくるようなお面を被るのもいいですが、クスっと笑えるようなコミカルな鬼のコスプレを購入してしまっても良いでしょう。

そして、お腹のあたりに分かりやすく「弱点(じゃくてん)」と書かれた紙を貼って登場するのも良いのではないでしょうか?

子供は的当てのようなゲーム性が高い遊びが好きです。ましてやその的がコミカルに動き回るとなると、子供のテンションも上がると思います。

 

そこで鬼が「ここは弱点だから狙うなよ!」と言いつつ、その的めがけて豆をぶつけられたら、大げさに「うわー!痛いっ」とリアクションを取ります。子供はオーバーリアクションが大好きですからね。

そうです。鬼役はリアクション芸人を目指せばいいのです笑。そうすれば子供は大喜びで豆を次々にぶつけてくれると思います。

そして頃合いを見計らって「ぎゃー!やられたー、来年こそは食べてやるから覚えてろよー!」と一目散に逃げ出します。これで子供に、来年も鬼が来るから今年みたいに頑張らなくちゃ!と思わせることができるでしょう。

鬼役の方が如何にコミカルな演技ができるか?がカギを握っています。ぜひ頑張ってみてくださいね!

まとめ

2月の行事といえば、例年バレンタインデーが大盛り上がりですが、

実は子供にとっては、身体をめいっぱい動かして豆を投げるという節分の方がインパクトがあるものです。

節分の由来と目的をしっかりと伝えた上で、立春からの一年間を健康に元気で過ごせるようにと願いを込めて、忘れられない日になるように2月3日をエンジョイしてくださいね♪

 

関連記事↓

恵方巻きの具材の意味や由来。決まり事や作法は必要なの?

Sponsored Link

コメントを残す