みかんの皮の活用術!栄養をお風呂やお茶、掃除や肥料に再利用しよう

みかんの皮をただ捨てるなんてもったいない!みかんの皮は栄養豊富で、お風呂の中に入れたりお茶に混ぜたり、あるいは肥料にしたりと、様々な活用方法があるんです。

また、大掃除から新生活まで、掃除に忙しい季節にもみかんの皮を再利用できます。鏡や窓の拭き掃除をする際にみかんの皮を使うとピカピカにできます。

今回の記事では、そんなみかんの皮の活用術について書いていきます。

Sponsored Link

みかんの皮に含まれる栄養素と活用方法


日本の冬と日本人を繋ぐものとして、切っても切り離せない関係であるみかん。冬の果物の代名詞としてイメージする方も多いのではないでしょうか?

そんなみかんですが、皮を剥いて美味しく頂いて・・・皮をそのまま捨てるのは非常にもったいないです!

 

みかんの皮には、アルベドヘスペリジンペクチンという栄養素が豊富に含まれています。これらの栄養素は毛細血管の強化や血流の改善、冷え性の改善からダイエット効果、美肌効果までとたくさんの効能があるんですよ。

さらには風邪やガンの予防にも有効とされているのだとか・・・。ここまでくると、みかんの皮だけでも十分な万能食として語ることができそうですね♪

 

事実、みかんの皮はその栄養価の高さから「陳皮(ちんぴ)」という漢方薬にも活用されているほどです。

陳皮って漢方にあまり馴染みのない方でも、七味唐辛子の中に入っているものの一つと言われればなんとなくその凄さをご想像できるのではないでしょうか?

 

そんな漢方薬になるほど栄養価や効果、効能を期待できるみかんの皮。再利用する方法はいくつもあります。

・お茶の中に入れる
・ヨーグルトと混ぜ合わせて食べる
・入浴剤としてお風呂に入れる
・臭い取りとして活用する
・革製品やフローリングのツヤ出しとして活用する
・キッチンや電子レンジなどの油汚れを落とすのに活用する
・窓ガラスや鏡の掃除に活用する
・高い栄養価をガーデニングの肥料として再利用

・・・他にもたくさんのリサイクル方法があるのですが、挙げ出すと本当にキリがなくなってしまうので、代表的なものを列挙してみました。

 

陳皮の簡単な作り方

様々な活用法があるみかんの皮ですが、いずれの場合も前述した陳皮にしてから使う方がいいでしょう。陳皮の作り方はとても簡単です。

1.みかんの皮の表面に付いたワックスや農薬を水で洗い流す。とくに農薬などが溜まりやすいみかんのへそ部分はカットし、数時間水に浸すとなお良し。

2.洗い終わったみかんの皮をザルなどに入れ、ベランダや自宅の日が当たりやすい場所に干して乾燥させる(乾燥の時間は長ければ長い方がいいです)。

3.完成!

とても簡単ではないでしょうか?本格的な陳皮にしたい場合や、お茶やヨーグルトに入れたい場合はミキサーで細かく砕けばOKです。これなら手軽に陳皮を作ることが出来ますね。

Sponsored Link

みかんの皮をお風呂やお茶や肥料として活用!

みかんの皮をお風呂に入れて再利用

みかんの皮を乾燥させずにすぐにリサイクルしたい場合は、お風呂の中にドボンとみかんの皮を入れてしまうのもアリですね。

ミキサーで細かく砕いて陳皮状態にしてから入浴剤として利用することももちろん可能ですが、私はみかんの皮を剥いたそのままの状態で、柚子湯感覚でお風呂に入れた方が香りが立つような気がして好みです。後片付けも簡単ですし♪

先ほど書いたように、みかんの皮には血流を良くして代謝を活性化する成分や身体を温める成分が含まれています。ですので、美肌効果ダイエット効果も、この「みかんの皮を入れたお風呂」によって期待できますね。

みかんの皮をお茶として再利用

また、お茶としてみかんの皮を活用することも健康面で効果的です。

前述した乾燥してミキサーで細かくした陳皮の状態にしたみかんの皮をティーパックに入れてお湯で蒸らすだけです。甘い芳醇な香りと微かな苦味が深い味わいを演出してくれて、普通の飲み物としても愛飲できます。

個人的には、これにはちみつを加えて飲むのが好みです。別の記事にも書きましたが、はちみつには風邪の予防や喉などの痛みを抑える効能があるので、はちみつ生姜紅茶と交互に、この陳皮はちみつ茶を飲んでいます。

はちみつ生姜紅茶の効能で風邪予防!ダイエットや肌荒れにも効果あり

みかんの皮を肥料として再利用

私たちの身体にとって、大変ありがたい効能をもたらしてくれるみかんの皮ですから、もちろん植物の健康にとっても”体に美味しい”役割を果たしてくれます。

みかんの皮には、紫外線や虫から身を守るためのフラボノイドという成分も含まれていて、肥料としてリサイクルするにも「もってこい」なんですね。

とは言っても、みかんの皮が水分を含んだ状態では肥料としての効果も弱くなってしまいますので、肥料として活用する場合は、やはりミキサーで砕いて陳皮にしてからそれを土に撒くことをおすすめします。

みかんの皮を電子レンジや鏡や窓の拭き掃除に再利用!

みかんの皮をスプレー洗剤にして活用するという方法も非常に効果的です。みかんの皮にはリモネンという成分も含まれていて、このリモネンには油を分解する働きがあるからなんですね。

また、ペクチンという成分にはツヤ出しやコーティングをする作用もあります。つまり、みかんの皮スプレーは大掃除や新生活の季節の頼もしい味方になってくれるということですね。

 

みかんの皮洗剤の作り方も、陳皮の作り方同様に簡単です♪

<用意するもの>

・空のスプレーボトル
・水500ml
・みかんの皮4、5個分
(だいたい水100mlに対してみかんの皮1個分のイメージで大丈夫です)

1.水とみかんの皮をちぎって鍋に入れ、15分ほど煮込みます。

2.煮込んだみかんが冷めたらザルでこし、スプレーボトルにいれます。

3.完成!

こちらも驚くほどにかんたんですね♪

 

みかんの皮スプレーを油汚れ落としに活用!

たとえば、電子レンジやガス台などのキッチン周りの油汚れにみかんの皮スプレーを使うこともできます。

ギトギトでしつこい、こびり付いたような汚れを落とすことは大変かもしれませんが、ちょっとした汚れでしたらこのスプレーだけで十二分に撃退することができるでしょう。

みかんの皮スプレーを鏡や窓の拭き掃除に活用!

みかんの皮スプレーは、鏡や窓の拭き掃除にも有効活用することができます。ピカピカに磨き上げるだけではなく、ツヤ出しをすることもできるんですよ♪

また、浴槽を洗う場面でもみかんの皮スプレーを利用することができます。これからはお風呂場の掃除は市販の洗剤を買わずに済むかもしれませんね!

みかんの皮スプレーを使ってツヤ出し!

先ほど、みかんの皮スプレーで窓拭きをするとツヤ出し効果も期待できるといったことをお伝えしましたが、革製品やフローリングのワックス代わりとしても活用することができます。

みかんの皮に含まれるペクチンのコーティング効果を存分に活用してくださいね♪

まとめ

いかがだったでしょうか?

普段何気なく食べているみかん。その皮だけでもたくさんの栄養素や効果、効能があることに驚いた方も少なくないかもしれませんね。

身体を温めて病気を予防する効果から、掃除やコーティングの効果まで・・・冬の時期こそ、みかんの皮が大活躍してくれそう。

日本の「冬といえばみかん」という、みかんと身近な距離感でいられる風土に感謝の気持ちが湧いてきますね♪

 

関連記事↓

はちみつ生姜湯の効能で喉の痛みや咳を改善!効果は風邪対策など様々

Sponsored Link

コメントを残す